市販薬と処方薬の両方を子どもに飲ませても大丈夫?
少し前に、あるお母さんから子どもが風邪をひいて病院で処方してもらった薬を
飲んだ後、下痢などになった場合に市販の下痢止めを買ってきて飲ませることが可能かどうかを聞かれたことがあります。
これに関しては、結論から申しますと不可です。市販薬と処方薬の両方を服用するときは、必ず医師に相談をすることが大切です。
処方薬の副作用でおこる下痢の症状
まず、病院でもらった処方薬がどういったものなのか、成分は何かといった詳細な情報がなければ、なぜ下痢が起こったのかを突き止めることができません。また、下痢止めに関しても、適切なものを案内をすることができません。
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風邪で病院へ行った場合に抗生剤を処方されることがありますが、この抗生剤の副作用で下痢になることがあります。
薬の効果によって起こった症状ですから、それを止めるために市販薬の下痢止めを飲むことがいいかと言う判断は、やはり医師に任せるのがベストです。
病院の診察時間が終わってしまった時に下痢になったと言う場合には、十分な水分を補給して様子を見ましょう。
しかし、下痢が激しく、腹痛が激しい、嘔吐、高熱などの場合には夜間診療へ連れて行く必要もあります。ケースバイケースですが、特に40度近い高熱などの場合には夜間診療へ早めに連れて行くことをおすすめします。
大抵の下痢の場合は食欲もなく水のような便であることが多いので、十分な水分をとることで脱水症状を抑えることができるため、翌日まで様子を見ても大丈夫なことが多くあります。
どの飲み合わせが安全?
処方薬と市販薬の両方を飲むというのは、問題のないこともありますが、大きな問題につながってしまう場合があります。どの飲み合わせが安全で、危険なのはどれなのかは、薬の成分などが分からなければアドバイスのしようもありません。
処方した医師に相談をするのが最も確実な方法ですが、上京的にそれが難しい場合には、調剤薬局などで薬剤師に相談をしてみるというのもいいでしょう。その時には、子どもの症状も併せて説明できると、薬剤師も判断がしやすくなります。
子どもが心配になる気持ちはよく分かりますが、それでも安易にあれもこれもと薬を飲ませることがいいことではないので、まずは親として冷静に状況を判断するように心がけましょう。
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