治験に参加するにはどうすればいい?~メリットとデメリットは?
ネット上で度々見かけることのある高額アルバイトに治験というものがあります。
いまではテレビなどからの情報などでもまれに見ることがある、一般に認知されつつある治験ですが、参加するにはどのような方法があるのか?と思っている方も多いでしょう。
治験は新しい薬を作り、厚生労働省に認可してもらうために必要なデータを集めるための試験になります。未認可薬になりますから、どのような副作用や効果があるのかということ自体が不明瞭なものです。
そのため、それなりのリスクはありますが、新しい薬を待っている人は多くの人のためには、彼らの存在がとても重要です。
高額アルバイトというメリットだけではなく、デメリットもある治験ですが、医療の発展のためには、とても役に立つ仕事と言えるでしょう。
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治験へ参加するにはどうしたらいいか
一つは医師から患者に勧めるケースです。病気に対して有効な薬がない場合、新薬への可能性を期待して、治験への参加を勧める医師もいます。
もう一つは病院内の募集ポスターを見て、患者自身が応募するケースです。治験を大々的に募集しているわけではありませんが、新薬の開発に必要なデータを集めるためには、相応の人員が必要になります。
大学病院など研究施設の整っている病院などの場合には、治験の募集ポスターなどが貼ってあることもあり、それらを見て参加する方もいます。
そして最後が、新聞や雑誌、インターネットなどで治験参加募集の告知を見て、患者自身が応募するケースです。
このボランティアになるためには条件がある
治験コーディネーターのサイトなどを通して治験の募集を行なっていることも多く、ネットで調べることで比較的簡単に見つけることができるようにもなっています。
しかし、治験ボランティアを経験された人の話によると、さまざまな条件があり、誰でも簡単に治験ボランティアとして参加することはできないようです。
薬の正確な情報を知るためにボランティアの方には同一の条件を求めていることもあり、場合によっては治験に参加することができない体質の方もいるかもしれません。
さまざまな治験がありますから、自分にもできる治験を探すために確認をとってみるのもいいでしょう。
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参加することのメリット
治験は基本的にボランティアによってまかなわれています。高額のアルバイトとして話題になることもありますが、ベネフィット(恩恵)だけではなく、リスク(危険性)もあると言うことを十分に理解しなければいけません。
第一に恩恵ですが、治療法が存在しなかったり、現在の薬では十分な効果が得られない場合に新しい治療方法を受けるチャンスとなります。不治の病と言うのはまだまだ多く、新薬に希望を見出している方も多くいます。
そうした方にとっては、治験に参加することで通常診療より、丁寧な診察や詳しい検査を受けることによって病気の状態が正確にわかり、さらに新しい薬で治療を受けるチャンスと言うのは大きな恩恵です。
治験に関連する薬と検査代は製薬企業が負担するため、無料が基本ですし、ボランティア参加によって謝礼金を受け取ることができるというのも恩恵でしょう。
デメリットをよく確認しましょう
逆にリスクもあります。効果(有効性)と副作用(安全性)がしっかりと定められていない薬を服用することになるのは何よりのリスクです。効果、副作用が未知数の薬ですから、その影響がどのようなものなのかは想像ができません。
治験はあくまでも実験データを取るための試験ですから、指示された通りの服薬や定期的な来院が求められ、日誌や記録を付ける場合もあるなど、なかなか面倒なものでもあります。
また、新薬に対して期待を寄せての参加という場合でも、開発中の薬と、それ以外の薬を比較する治験の場合、必ずしも開発中の薬を試せるわけではないため、チャンスをものにできるかどうかは運次第ということがいえるかもしれません。
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