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間違った薬の使い方をすると大変なことになります~風邪薬で死ぬ?

2014.08.09

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何かしらの病気になった際に飲むことになる医薬品ですが、その間違った薬の使い方をしている方は多くいます。

間違った薬の使い方を続ければ、考えてもいなかった副作用に悩むなど、問題も起こることが多くあります。

過去、薬剤師の私から見たら絶対にありえないような使い方をしていた患者さんがいましたが、やはり副作用に悩むことになってしまいました。

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処方されたものは最後まで飲み切ることが絶対です

間違った薬の使い方としてまず挙げられるのが、薬を途中でやめてしまうということです。自己判断で体調もよくなってきたから薬は飲まなくても大丈夫と勝手に判断して薬をやめた結果、病気が悪化するというケースも多くあります。

一例として、43歳の美容師女性が膀胱炎の治療で抗生物質1週間分処方され、必ず飲みきりをすることを指示されたにも関わらず、2日後に痛みもなくなったので、薬を飲むのを2日でやめてしまいました。その結果、膀胱炎が再発、急性腎盂腎炎になって39度以上の高熱を出してしまったということがありました。

自己判断で薬をやめることがどれほど危険かという一つの事例です。

風邪薬でも死亡事故は起こり得る?!

膀胱炎などは日常的に関わることがほとんどない病気ですが、多くの方に関係深い病気に風邪があります。

その治療薬として飲む風邪薬も、間違った薬の使い方をすれば非常に危険にさらされることになります。事実、風邪薬によって5年間で24人が死亡例があり、薬の中で最も多くの死亡事例が報告されているのが風邪薬なのです。

なぜ、風邪薬で死亡事故が起こるのか?

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答えは薬に対するアレルギー症状、スティーブンス・ジョンソン症候群にあります。いつアレルギー症状が起こるのかがわからないのがスティーブン・ジョンソン症候群の恐ろしさでもあります。

薬を飲んで、初期症状である高熱、充血、発疹がでたら一刻も早く病院へいくことが大切です。

薬の飲み合わせによっては命の危険に関わることも

医師による薬の説明
飲み合わせも間違った薬の使い方の一つになります。効果の重複する薬を組み合わせると相乗効果により必要以上に薬の効果を受けることになり、かえって体を壊してしまうということがあります。

医薬品には禁忌薬と言われるものが存在し、それらの組み合わせは命の危険すらあるものとして、薬剤師や医師の間でも常識になっています。

薬だけではなく、食べ物、飲み物といった組み合わせが問題になることもあるため、薬を飲む際には医師や薬剤師に確認をする必要があるのです。
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