市販薬の安易な飲み合わせに注意~知らないで飲むと危険です!
薬は古くから、様々な成分を調合して使われてきたものです。
その中には、効果が危険である調合や全く効果を発揮しないといった調合もあったでしょう。
さまざまな紆余曲折を経て、研究と実験の結果が、今日の薬を作り出しています。単独では効果が薄い成分を他の成分と組み合わせることで、相互作用を生み出すのが薬の特徴であると言えます。
現在販売されている薬にも、組み合わせが危険とされている薬があり、組み合わせる事で、デメリットを受けてしまう組み合わせを薬物相互作用と呼んでいます。
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併用する事で引き起こる怖い副作用
薬の飲み合わせには、大きく分けて医療薬同士の相互作用、市販薬と医療薬の相互作用、薬と食べ物との相互作用とに大別されます。
例えば、アスピリンと糖尿の薬である場合、解熱・鎮痛薬で知られるバファリンにはアスピリンの成分があり、アスピリンには血糖値を下げる効果があります。
糖尿病の薬と併用する事で、場合によっては低血糖を引き起こすことになる組み合わせであり、薬を処方する側からすれば、絶対に避けなければならない組み合わせです。
胃酸分泌を抑える薬にタガメットと言う薬がありますが、タガメットの成分にはシメチジンが含まれており、喘息の薬で主に治療薬として使われているテオフィリンと併用する事で頭痛や吐き気などの副作用を引き起こすことがあります。
何気なく食べている食事にも注意が必要
うつ病治療薬の場合には、食べ物との組み合わせに注意する必要があります。納豆・グレープフルーツ・牛乳・アルコール・クロレラ・大麦若葉・イチョウ葉エキスと併せることで様々なリスクを負う事になります。
うつ病治療薬で使われている薬にワーファリンがありますが、納豆と組み合わせることで血液が固まりにくくなるなどの作用があります。
何気なく食べている食事ですが、その中にも薬の効果を弱めたり強めたりするものがあります。薬を飲む際には、薬剤師などに注意点や飲み合わせを確認しておくと言う事も大切です。
以前の職場に、無頓着に飲み食いをしていた結果、薬の効果が強まってしまって副作用で入院をすることになったという方がいます。
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