知っておきたい薬品と乳製品の危ない関係
国産の食品の中で、完全国産自給が可能なのが牛乳です。
国内で流通している全ての牛乳が国産であり、数少ない完全国産食品となっています。
牛乳を初めとして、牛乳から造られる乳製品は多く、チーズだけでも数種類のチーズを見ることが出来ます。
他、ヨーグルトなども人気の乳製品で、ダイエットに健康にと大活躍している乳製品になります。
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一緒に飲むとせっかくの効果を阻害する?
非常に人気の高い乳製品ですが、ここで気をつけなければいけない事があります。
乳製品の中には薬との飲み合わせで危険とされているものもあり、牛乳などの場合、胃に薄い膜を張ってしまい、薬の吸収を阻害してしまうこともあるんです。
よく、薬を飲む際に牛乳で飲むという方がいますが、これは薬の効果を十分に引き出す飲み方ではありません。
服用は水か白湯、これが正しい薬の飲み方です。
中耳炎で耳鼻科を受診した時や、膀胱炎で泌尿器科や婦人科を受診した時によく処方される、ニューキノロン系抗菌剤のノルフロキサシン、オフロキサシンや、テトラサイクリン系の抗生物質である塩酸ミノサイクリン、これらの薬は、牛乳と一緒に飲むことで吸収が落ちてしまいます。
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理由は、薬の中に含まれている有効成分が、牛乳に含まれるカルシウムやアルミニウム、マグネシウムなどとくっついてしまって、吸収しにくくなるからです。効果を期待して薬を飲んでいるわけですから、吸収してくれないと話になりません。
飲むときは冷水か白湯で服用!
しかし、大多数の薬は牛乳と飲むことで何らかの影響を受けることが多いのが現状です。
もしかしたら大丈夫かもしれない、と思うのではなく、もしかしたら効果が薄れるかもしれないと思って、冷水か白湯で薬を服用するようにしましょう。
医師からの説明でも、薬剤師からの説明でも同様の話を聞くことが出来るはずです。
以前、勤務先で薬を飲む際に牛乳は可か?と聞かれたことがありますが、理由をお話して冷水か白湯をおすすめしました。
飲み薬の味などに抵抗感を持っている方も多いですが、正しく服用しなければ、それだけ薬を飲む期間が延びてしまう可能性があると言うことを理解しておきましょう。
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