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ライブビューイングをご存知ですか?~ライブの現場とどう違う?

2014.03.25

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最近、ロックアーティスト、アイドルのライブのみならず、アニメイベントや演劇などでも定着してきた感のある「ライブビューイング」。とはいったいどんなものなのでしょうか?

やっぱりエンターテイメントは生で観る事が一番楽しい!

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▲気軽にライブの雰囲気を楽しめるようになりました。

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ライブビューイングとは、簡単に言えばライブの生中継を大きな会場で観る事を言います。会場となるのは映画館が多いですが、アーティストによってはライブハウスでの開催もあります。

ライブビューイングが広まった背景のひとつとしては、映画館の収益低下が挙げられます。自宅でのDVD鑑賞やネット環境で動画が観れる昨今、映画を観る人が少なくなっていることで映画館への客足が遠のいていることがその原因です。

劇場への集客の手段として映画だけではなくてコンサートの中継により普段来ない客層を獲得しようとしたんですね。

また、映画のデジタル化も大きな要因のひとつのようです。これまでもアーティストの「フィルムコンサート」はおこなわれてきましたが、どうしても上映にフィルムコストがかかってしまうため頻繁には行えませんでした。

しかし劇場の環境、映像がデジタル化することで、コストをかけずに手軽に映像を同時中継できることにも繋がったのです。

さらに音楽業界がソフトの売り上げ低下によりライブでの集客で収益を得ようという点でも劇場側とのウィン・ウィンの関係を築けたことが大きいと言えます。

東京近郊までの遠征費が大変な方にとってのメリットは近場で楽しめること。

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▲大きな会場を体験するのも、もちろんオススメですが行けない人のためのイベントです。

ライブビューイングが消費者に受け入れられた点はいくつかあります。その中で最大のメリットはやはり「場所」。遠くにあるライブ会場まで足を運ばなくても会場同様に観て楽しむことができることでしょう。

ロックにせよアイドルのコンサートにせよ、主にビッグイベントが開催されるのは東京を中心に大都市がほとんど。地方に住んでいるファンにとってはチケット代だけではなく交通費も宿泊費もかかってしまうことになり、かなりの負担です。

その点、劇場やライブハウスなど、地元での開催があれば会場の雰囲気を同時に味わえるのですからこんな良いことはありません。浮いたお金でグッズなんかを買えばさらにイベントが楽しめます。

気になるチケット代ですが、もちろん本物の会場での入場料よりは安く設定されています。例えばももいろクローバーZの国立競技場でのライブ「NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ」のチケット代は9200円。若いファンにはかなり高いですよね。

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ライブ参戦コストを考えるとかなりお得!やっぱりお金はグッズやCDに使いたい!

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▲家でDVDを観るのと違う、現場の熱を共有できる仲間が出来るのも良い点です。

例えば僕の実家がある長野県某市から実際に会場に参戦するとなると、地元駅から新宿まで電車と高速バスを乗り継いで行っても往復6000円、新宿からは国立競技場までは2駅ですから往復340円。宿泊費は5000円としてもそれだけで11340円かかります。

当然会場でも物販に手が出てしまいますから10000円くらいは使ったとして、チケット代も含めると3万円は飛んでいきます。そうそう、食事代もありますからもっとかかるかもしれません。ひえ~!大出費ですね。

ところがももクロの例で言えば映画館やライブハウスでおこなわれるこの公演のライブビューイングのチケットは3500円です。映画よりは高いですけど、実際のライブに行くよりはかなり安いです。

ビッグなイベントでも、アーティストの姿は豆粒程度にしか観る事ができないことがほとんどです。その点、劇場のスクリーンでは目の前で大きな姿が観れるのもメリットです。会場でもスクリーンをつい観ちゃいますからね。

そしてさらに楽しいのが、館内では飲食も自由ですから、ずっと立ったまま声援を送るだけではなく、ゆったりとしてシートに腰かけて飲み食いしながらの観戦もできること。歳を取ると座ってゆっくり観たいものです(笑)。

また、これまではチケットが取れない人気公演があった場合、家で「今頃盛り上がっているのかな~?」なんて想像をするしかなかったのですが、ソールドアウトした公演の2次的なライブとの位置付けでもあるといえます。

このように安くてライブ感満点でありながら自由に楽しめるライブビューイングですが、実際の様子はどうなっているのでしょうか?

もっともっと、気軽に多くのエンターテイメントが楽しめるようになれば良いですね。

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▲どんどん浸透してくれたらもっと日本全国エンタメ化が進むかも!?

アイドルのライブビューイングの場合、服装もライブ参戦そのもので全く現場同様の熱気に満ちています。開演と共にペンライトが振られ、コールも起こるさまはリアルな会場と全く遜色ないと言えるでしょう。

もちろんそんな中でも座ってゆっくり楽しむ人もいますが、座っていても見えなくなることがないのが映画館ならではです。

現在はアイドルコンサートや売れているミュージシャンの需要が多いですが、こんな形でエンターテイメントの熱を日本全国で共有できれば楽しいですよね。

あなたも是非一度、ライブビューイングの会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

文・岡本貴之

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