占いがウソのように当たりまくった私の体験談~あなたは信じますか?
定期的に大きなブームになりながら、常に多くの人々を魅了し続けている「占い」。あなたは占いを信じていますか?
あまり興味のない人であっても、テレビや新聞の星座占いコーナーで、ついつい自分の星座をチェックしてしまう、という方も多いのではないでしょうか?
そこに良いことが書かれていれば少し良い気分になりますし、逆に悪いことが書かれていると少し嫌な気分になってしまいますよね。
だからといって占いの結果に合わせて予定変更をしてしまう…なんてことはない。そんな方が大半だと思います。私もその一人でした。が、しかし少しは信じざるを得なくなってしまいました。
あなたは来年の5月に結婚します
あまり占いを信じていない私でしたが、友人にどうしても、と誘われてとある占い師の元へ付き合いで行きました。あまり気が進みませんでしたが、せっかく来たのだからと私も占ってもらうことに…。
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どんなことをされるんだろう…そう不安におもいながら、部屋に入ると、初老の女占い師はすぐにこう言い放ちました。
「あなたは来年の5月に結婚します」
占い師の元へ行ったのは5月のことでしたのでちょうど一年後に結婚する、と断言されました。
その瞬間、この占いは当たらないな、と確信しました。当時、恋人はいませんでしたし候補となる人もいませんでした。
さらに失業中で、バイトでどうにか食い繋いでいました。そんな状況で一年後に結婚なんてありえません。
一緒に行った友人が私の前に結婚の相談をしていましたので、その流れから適当なことを言ったのだろう…そう考えていました。
まったく信じていなかった占いが…まさか…
やっぱり占いなんてくだらない、と思い、すぐに忘れかけてしまった私でしたが…その占いが当たってしまいました。
占いにいった翌月に、趣味の関係でとても気の合う女性と出会い、交際がスタート。ほぼそれと同時に就職が決まりました。
お互いの両親もなぜかノリノリで交際半年で婚約、そして一年後には結婚していました。
入籍をしたのも、式を挙げたのも占い師に言われた5月。一緒に占いに行った友人も驚いていました。
占いもやっぱり良いことばかりを予知してくれるわけではありません
結婚してから数年後、仕事の関係で悩んでしまい、藁にもすがる想いで再びその占い師の元へ行きました。
今度はその占い師、私の顔を見るなり今度はこういいました。「大変な一年になるよ。とくに仕事、健康に関しては…」
結婚の件を見事に当てられた後ですので、こんなネガティブなことを言われ、怖くなってしまいました。
きっと明るい未来を語ってくれる、そう考えていた私は大きなショックを受けてしまいました。
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嫌なことだって…やっぱり当たる
占いに行った翌月…いきなり的中してしまいます。勤務先の業績不振が原因で、給料が大幅にダウンしてしまいました。
そして、正社員だったのがアルバイトに格下げです。収入が減った上に厚生年金も社会保険も失ってしまいました。
すぐに転職先を探そうにも、もう30歳手前の上、すぐに仕事にありつけるような資格なんて持っていません。
ハローワークに通い、いくつもの会社の面接に応募しましたが、ほとんどが門前払いです。
そんな中、追い打ちをかけるように急性腸炎にかかってしまい緊急入院…ようやく退院したかと思えば、今度は骨折。骨折が治ると同時に、またしても急性腸炎で入院…。
アルバイトですので仕事へ行けなければ収入は途絶えてしまいます。なんとか仕事を掛け持ちし、妻にもパートの時間を増やしてもらい…それでも生活は成り立たちません。
生まれて初めて電気を止められるという経験までしました。
しかし、それでも希望はある
なんとか救いを探そう、とあの占い師の言葉を必死に思い出しました。しかし、なんど記憶をたどってみてもネガティブな言葉しか出てきません。
そこで、逆に言われてないことは起きないんだ、と逆に考えるようにしました。仕事もうまく行かない、体もボロボロ…だけど、「死ぬ」とは言われていません。
つまりどんなにキツい目に遭っても生きてはいるということです。
そう考えると少し気分が楽になりました。また、家族…とは言っても妻と二人だけですが、不幸になるとは言われていません。
実際に苦しい生活の中でも幸せを感じる瞬間はありました。
死ぬことはありませんし、家族とは一緒に暮らすことができる…その保障はあるんだ、と考えることによってなんとかこの年を乗り切ることができました。
それから私はその占い師の元へは行っていません。
実際の経験上、占いが当たることはあるようですが、運命が決まっていて、それを避けることができないのであれば知る必要なんてない、と思うようになったからです。
あなたは占いを信じていますか?私は信じています。でも、もう占い師の元へ一生行かないでしょう。
だって、今書いているこの原稿がボツになってしまう…そんな未来がわかってしまったらやる気をなくしちゃいますから。
Byチリペッパー眞木
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