動画サイトに舞い降りた宇宙人?天才美少女『藍上』の足跡
皆様はネット動画で活躍中の藍上さんをご存じでしょうか?
「藍上と書いて『あいがみ』と読みます」
のフレーズは、ファンの間ではすっかりおなじみになってきている印象があります。とにかく何をやってもおもしろい、不思議なマジメ少女の藍上さんの魅力に迫りたいと思います。
高次元?狐?「高次元宇宙狐」とは何か
ニコニコ動画やyoutubeなどでかなり人気を博している藍上嬢ですが、なんでも将来の夢は「高次元宇宙狐になること」だとか。正直最初は「なんだそりゃ?」と思いました。「狐のお面」をつけて配信してはいたけれど、さすがに意味がわかりませんでした。
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彼女のブログやツイッターの背景デザインを見る限り、きっとそれは「宇宙的な何か」なのだと思います。背景スクリーンにはUFOがたくさん飛んでいましたから。しかし、とてもではないけれど、宇宙人なんて乗っていなさそうな、「天才バカボン」に登場しそうなUFOでした。
何でもその「高次元宇宙狐」になることにより、「この世における神のような存在」になり、戦争や他の悲しみを取り除くことができるのだと彼女は言います。
宇宙人との交信が目的ではじめた「ニコニコ」
確かに藍上嬢は何をやってもおもしろいし、何を言っても独特の世界観を感じさせる不思議な少女です。元々「ニコニコ」を始めたキッカケも、宇宙人との交流を持つためだったのだとか。
普通に考えて、「ニコニコを見た宇宙人が交信してくれるかもしれない」という考え思いつくなんてのはありえません。大人ならなおさらでしょう。この辺りが、彼女の特異な部分です。
冒険が新しい発想を生み出しているのか
人間というのは自分の発想の守備範囲外のあらゆるものごとを否定するようにできています。だから藍上嬢は、いつも多くの人に否定されます。不思議なものやことを見つけて独自の視点で分析しても、半分の人はただおもしろがり、半分の人は腹を立てるようです。
私は彼女の分析にたいてい賛同し、その発想の素晴らしさに息を飲むこともしばしばあります。私が大人だからとか彼女がまだ子供だからとか、そういう問題ではなく、私にない「新しい発想の種子」を与えてくれるからです。
元々「オカルト全般が大好き」という藍上嬢だけに、ひとりで埼玉の夜の山の中を探索したり、海に出て不思議な生物や物体を見つけたり・・・そしてそれらを放送内で紹介してくれます。彼女と同じ趣味の私にとって、放送の内容はとても興味深いことが多いです。なによりそんな行動力がうらやましい・・・
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豊かすぎる発想が料理に悪影響をおよぼす
何がスゴイって、彼女の料理の腕前には目を見張るものがあります。何しろ、「カラフルポップコーン」とやらを調理する際に、まずあのポップコーンの外側のフィルムをバリバリと破いてしまったのには驚きました。
中からコーンがポップするのを防ぐために、鍋のフタをかぶせて手で押さえながら加熱するシーンには涙が出るほど笑いました。しかもその後、中のポップコーンにコンロの火が燃え移ったときはさすがに驚きました。
「あ、フランベになってる!」と慌てふためいていて消火活動していた姿を見て、もしかしたら彼女はすでに高次元宇宙狐になりかかっているのではないかとさえ思いました。少なくともあれは人間業ではありませんでしたから・・・
巻き寿司に至っては、簀巻ごとご飯と一緒に巻き込んでしまうというワイルドな料理を披露してくれました。猫缶を「おいしい」と言ってうれしそうに食っていた姿にも驚かされました。
「ニート少女・藍上」の苦悩とその戦い
一見、非常に端正な顔立ちと、「ニコニコ」では稀有な「敬語づかい」から、知的で利発なイメージを与える藍上嬢ですが、彼女は現在ニート。「現在」というと語弊があるかもしれませんが、実際仕事を決めても長続きしないようです。
どうやら彼女は、そういう自分がキライらしく、また、そんな自分をアイドル扱いにしたり好奇な目で見たりするリスナーもキライなようです。だから彼女は戦います。どうしたらそんな自分から抜け出せるのか、苦悩し、試行錯誤していることが手に取るようにわかります。
本当の自分を探し求める旅の途中
発想が豊かだからこそ、どうしても不思議な言動のように感じられてしまう藍上嬢は、別にふざけているわけではなく、基本的にはいつも大マジメ。料理だって、彼女なりに一生懸命です。ただしあれを本当に「料理」と呼ぶのであれば・・・
藍上嬢の生活を見ていると、なぜか見ている自分のほうが旅をしているような気持ちにさせられます。そして藍上嬢自身もまた、まだまだ先の見えない「高次元宇宙狐」というゴールを求める旅の途中です。
あるいはそれは、「本当の自分」を求める旅なのかもしれません。そして、彼女を見ていると、実はもうすぐそこにゴールは迫っているようにも思えるのです。最近、あまり顔を出さなくなっているけれど、またどこかで狐面をかぶって、あるいは宇宙人マスクをかぶって次の出没の機会を静かに待っているのかもしれません。
藍上嬢はアイドルでもなんでもなく、大人には到底思いつかない豊かな発想を持った「普通の女の子」であると、そんなふうに思います。19歳の美少女・藍上、これからもきっと人々を魅了してくれることでしょう。
ただ、もし魅了されたとしても、どうかそっと、静かに見守りつつ応援してあげていただきたいと願います。
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