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オタクでバンドマンの巫女だった友人がとった仰天行動

2014.01.20

オタクでバンドマンの巫女だった友人がとった仰天行動 はコメントを受け付けていません

私は友人が多くありませんが、仲の良い友達とは濃い付き合いをさせてもらっています。

助けてもらうことも多く、私を支えてくれることはありがたいことです。

数少ない友人の中で、一人ずば抜けておかしな女の子がいます。彼女はコスプレイヤーな上、バンドギャルで巫女でした。

常人では体験しないことを経験している

面白い話をするとき、つい大げさに言ってしまうという方は少なくないでしょう。嘘ではないけれど、少し話を盛ることでより笑ってもらえることも多いものです。

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友人の場合、経験した出来事をかいつまんでしか話しません。それでも十分驚くほど、インパクトがある体験をしていることが多いように思います。後で詳しく聞くと、もっとびっくりするような描写が出てくることも少なくありません。

あまりに衝撃的な内容が多いので、ここに記すことができない話ばかりですが、彼女の仰天行動を一つ、紹介したいと思います。オタクでコスプレイヤーでバンドのヴォーカルで、その上巫女だった友人は、誰も予想だにしない行動を取りました。

趣味のコスプレとバンド活動が大事な友人

彼女の父方の実家は、代々神社を経営しているのだとか。三男の友人の父は勤め人ですが、兄二人は実家を継ぎ、神主をしているそうです。

伯父たちには子供がいますが、誰も家業を継ぎたがらなかったといいます。そこで白羽の矢が立ったのが友人でした。彼女にも夢があったようですが、自分が継ぐしかないと覚悟を決め、大学卒業後に神社に勤め始めます。

修行の身だからとお給料も受け取らなかった彼女ですが、趣味のコスプレと姉妹で組んでいるバンド活動を大切に思っていたようです。週末に休みが取れない場合が多いことが、一番の不満だったといいます。

遅刻が原因で伯父たちの逆鱗に触れた友人

勤め始めて2年。自由な時間を持つことができたので、それなりに楽しく仕事をしていたようです。それほど大きな神社ではなかったこともあり、七五三時期やお正月以外、急がしい日はなかったのだとか。

身内に雇われているという油断もあったのか、彼女はときどき寝坊して遅刻することがあったといいます。

「言い訳ではないけれど、忙しくない日をちゃんと見極めていた」とのことですが、伯父たちには通用しなかったようです。

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とうとう二人の逆鱗に触れ、クビを言い渡されてしまったのだとか。

以前にも何度か「もう辞めてしまえ」と言われることはあったようですが、この時ばかりは不満が溜まっていたこともあり、神社を飛び出したといいます。彼女はその後、誰も予想できなかった行動に出ます。

巫女にとって大切な髪を捨てた友人

巫女にとって、髪はとても大切なものなのだとか。長さがあることも大切ですが、染めることは許されず、黒髪のままでいなければなりません。

クビを言い渡された友人は、もう二度と神社に戻るものかと思ったそうで、髪を捨てようと決めたそうです。なんと、坊主にしてしまいました。ベリーショートにしようと考えないのが、彼女のすごいところだと今でも私は思います。

美容院では何度も「本当にいいんですか?坊主にしちゃっていいんですか?」と問われたのだとか。無理もありません。可愛らしい容姿の女の子が坊主にしてほしいと言い出したら、心配になるものでしょう。

坊主にしても、友人は後悔などまるでしていないようでした。ギャルバンドのヴォーカルである彼女のステージは、坊主にしてからより盛り上がるようになったそうです。「インパクトが強くてむしろ映えるんだよね」と嬉しそうですらありました。

コスプレでも、ウィッグを被るのが楽だと喜んでいたようです。唯一困ったことが就職活動だったようです。一度、坊主のまま面接に行った際、何があったのかと何度も聞かれたのだとか。

その後はウィッグを着用していくようになったようで、無事、就職できたといいます。

坊主だった彼女の今とは

一年ほど、友人の髪は短いままでした。私生活では支障が出ることもあったようですが、髪はすぐに乾くし、バンドやコスプレではプラスにはたらくことも多かったのだとか。

今では髪も伸び、以前の可愛らしい容姿になりました。最近では伯父たちとも和解し、正月の忙しい時期などは神社を手伝いに行くようにもなったようです。もしかしたら、彼女が巫女復帰する日もそう遠くないのかもしれません。

コスプレをする頻度はだいぶ減ったようですが、仕事よりもバンド活動のほうがずっと忙しいようです。

まだ一度もライブには行けていないので、引退する前に一度いければと思ってはいるのですが、曲も刺激的なものが多いので、免疫をつけておく必要があります。

友達は本当に数えるほどしかいない私ですが、面白い友人に恵まれたことはとても幸福なことです。

人と人とのコミュニケーションによって学ぶこともたくさんあるでしょう。実際、彼女のような友人に出会って世界が広がりました。

私は人見知りで、少し人間不信でもありますが、友達を増やすためにはもう少し社交的になる必要があるかもしれません。

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