紙を100回折ったら月まで届くって知ってましたか?
通常、紙を折ることのできる回数は、どんなに大きく薄い紙でもせいぜい10回程度が限界です。
もし、その限界のない何度でも折れる紙があったとしたらどうでしょう?なんと100回折れば月まで届いてしまうのです!
実際に紙を折ってたしかめるのは不可能なので、計算でその厚さを求めてみましょう。
ルールを確認するため、まずは実際に折ってみよう
コピー用紙を用意しました。これを折った時点で一度目です。
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そしてこれで二度目です。紙の厚さが2倍、4倍と厚くなっているのがわかるでしょうか?
7回目。ほとんど丸くなってしまい、これ以上折ることは困難です。しっかり折ることができた場合の厚みは「紙128枚分」です。
もし8回折ることができたとすれば、その厚さはさらに2倍となり、紙の枚数で言えば256枚分となります。紙の厚さを0.1ミリとすれば、2センチ5ミリです。
月までの距離は平均380,000キロメートルあると言われております。この用紙であれば3兆8千億枚分の厚さが必要となるのですが……たどり着けるのでしょうか?ここから先は、頭のなかで考えながら折ってみましょう。
22回目には東京タワーを超え、23回目にはスカイツリーを超える!
10回目には1024枚分の厚さとなります。可能な限り大きく薄い紙を用意した場合、10回前後までは折ることができるようです。14回目には、およそ1万6千枚分です。
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高さでいえば1.6メートルなので、一般的な日本人男性と並ぶ程度の高さになってしまいました。
18回目には26万枚、8階建て前後のビル相当の高さです。20回目には100万枚分の厚さを超え、高さは100メートルにまで達してしまいます。
そして22回目には、およそ420メートル。東京タワーを超えてしまいました。23回目にはスカイツリーをも超えます。25回目だと3,000メートルを超え、富士山に迫ります。
42回で月に届き、そして100回折れば宇宙の大きさになってしまう!
30回折った時はおよそ十億枚分となり、その高度は100キロメートル。この高さは定義上、宇宙空間となります。
さて、月までの距離は平均で380,000キロメートルあり、今回の紙ならば3兆8千億枚分の厚さが必要なのですが、意外なほどかんたんに届いてしまいそうですね。
そして40回折ったときの厚さはおよそ一兆枚となり、月へ届くまで100回どころか40回でケタが並んでしまうのです。実際には、42回折った時点でゆうに月を超えてしまいます。意外なほど、少ない回数で済んでしまいました。
ちなみに、100回折った場合の厚さはおよそ126穣枚分となります。(1万倍の1兆倍の1兆倍で1穣)星や銀河といった物では小さすぎて、比較の対象にもなりません。
地球から観測できる宇宙の端までの距離ほどであり、それもあと数回折り曲げてしまえば、宇宙の大きさそのものに到達してしまいます。
実際にはこんなことにはなりませんが、紙一枚から恐ろしいほどの可能性を感じますね。
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