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ホルコン攻略と呼ばれる現在主流になっているパチンコ攻略法詐欺の正体

2014.02.15

ホルコン攻略と呼ばれる現在主流になっているパチンコ攻略法詐欺の正体 はコメントを受け付けていません

一昔前の「一人から何十万も騙し取る」手法は現在では成立しません。その当時の残党や新しい詐欺グループが考え出したのがこの「ホルコン攻略」なるものです。

名前は変われど、パチンコに攻略法は絶対に存在しません!!!!

この記事を書いている2014年2月現在、このキーワードをネットで検索すると山のように出てきます。それではこの「ホルコン攻略」を丸裸にしてみましょう。

そもそもホルコンとは?ホールコンピューターの略ですが……

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私自身パチンコ店の事務所で働いた経験もありますので、ホルコンの役目ははっきりわかっています。このシステムの仕組みをかんたんに紹介します。

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・リアルタイムで台ごとの情報がわかる
専門的にはインとアウトの差といいますが、一つの台に何発の玉が打ち込まれて、何発払い出しされたかをチェックします。店の責任者は「割り数」ということばで、出玉率をチェックします。

「85%の割り」といったら、かんたんにいうと100玉の打ち込みに対して85玉が払いだされたということです。

利益率と考えてもいいかも知れません。100%がチャラの数字だとすればその差が店の利益だったり、損だったりするわけです。

これはわかりやすいように換金差のない店、俗にいう等価交換の数字をベースにしています。

・不正を発見できる
台が当たってもいないのに、玉が払い出しされている場合はすぐにコンピュータが教えてくれます。

俗にいう「ゴト行為」と呼ばれる不正行為があった場合、即座に店側はそれを発見することができます。

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・集計機能
台ごとや、その日の売り上げに関する数字もすべてこれで管理することができます。

本当の話にウソを混ぜる、インチキ商法の手の内をご紹介

さてこのあたりまでは「インチキ攻略法」販売会社ももっともらしく説明していますが、ここからが「大きなウソ」の部分になります。

■ここは大事です!
ホルコンは台のデータを収集するだけです。ようするにインプットのみの「あくまで一方通行」のものです。インチキ業者はここからの話を作ります。

ようするに逆流で、特定の台やグループ(彼らは“グループわけされている”などともっともらしく書いています)の「大当たり確率」をホルコンで操作できると話をすり替えます。

ここでも巧妙に「遠隔操作」と「ホルコン操作」は別であるという、空想理論をでっちあげます。

遠隔操作を実際に行っているホールはありますが、ほんとうにごく一部です。設備に膨大な資金がかかるうえ、見つかれば即座に営業停止となります。

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パチンコはほうっておいても店が儲かるようになっていますので、こんなリスクを犯すところは今ではほとんどありません。

もし上記のような「ホルコン操作」ができるのであれば、それは完全に違法で「遠隔操作」と同じものです。

もしそんなものがあれば、なにも毎日釘を調整して回転率を調整する必要はなくなってしまいます。

1~3万円程度の安い価格で攻略法が販売される理由

これはかんたんです。最初からだれもが「しょうがないか……」とあきらめのつく金額に設定しています。

さらにこのような業者は昔とは異なり、ほとんどがネットで完結する商売を行っています。振込みをさせて情報をメールで送る、ただそれだけです。

電話もありませんし、少ない金額ですので「どんなものかな」「あるいはひょっとして」と考えた客が勝手に振り込んでくるのを待つだけです。

このくらいの金額なら、ほとんどの人は騒ぎもしないでしょう。それがヤツらのねらいですから考えたものですね。サイト、というよりこんなブログサイトでしょぼく商売していますから。

当然、会社なんてありませんし、たとえ住所が書いてあってもただの秘書センターのような住所貸しの場所を「会社住所」として表記してあります。

興味のある方はその住所でぜひ検索してみてください。きっと面白い結果が出るはずですよ。

また、いろんな名前でしょっちゅう消えたり、できたりするのも特徴です。

なんといってもネット上だけで存在する「会社」ですから、それはもう身軽なものです。いくつもちがった名前を使っているところが多くあります。

過去のように「返金トラブル」にならない額を設定していますので、おもてだったニュースにもなりません。

人気の海物語を打つ中高年層からこのウワサははじまりました

何年もパチンコを打っているとつい自分の知識を自慢したくなるものです。

「ホルコン」ということばと、中途半端にそのイメージを植えつけられたパチンコファンの間で勝手に都市伝説が作られたといってもいいでしょう。

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業者がそんなチャンスを逃すわけがありません。これまで大手の倒産や、多額の返金請求の裁判沙汰を見てきている連中は、このような目立たない方法での詐欺に方向転換したわけです。

はっきりいってセコいやり方ですが、そのぶんリスクはすくないともいえます。

これまで攻略法にさんざん騙されてきた人が必ずいうセリフ「どんなものかと思って……」私は数百人からこのことばをきいてきました。

あなたもこのセリフをいう側には決してならないでくださいね。

By ライターX

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