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インドの田舎の雨季はとっても大変~雨宿りするところがありません

2014.08.03

インドの田舎の雨季はとっても大変~雨宿りするところがありません はコメントを受け付けていません

自分が滞在しているプリー(東インド)は、7月から9月が雨季です。

プリーはかなりの田舎町なのですが、途上国の田舎で雨季に見舞われると、いかに日本が住みやすいかを痛感します(笑)。

ここでは、インドの田舎街の雨季がどのようなものかを紹介してみたいと思います。

「濡れずに行ける場所」も「時間をつぶせる場所」もない

日本では、駅から直通になっていて濡れずに行ける場所がたくさんあります。

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また、デパート・カラオケ・ボウリング・ゲーセン・図書館など、雨でも時間をつぶせる場所も探す気ならいくらでもあります。

しかし、途上国の田舎はこれらのすべてがありません。
今ここに施設名を列挙していて、ものすごく日本が懐かしくなったくらいです(笑)。
「ああ、ボウリングとかあったわ。そう言えば」という感じです。

雨の時に行ける場所が、絶望的なくらいありません。
一応小さい映画館はあるのですが、英語の映画なのでわかりません。

喫茶店もあるのですが、「午後2時~6時の間は閉店」(食事の時間帯しかやらない)など、とても満足できるサービスではありません。
雨の日でも当たり前のように買い物に行ったり遊びに行ったりできる日本が、どれだけ恵まれているのか痛感しました。

ネット回線が鬼のように遅い

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上の施設の話を読んでいて「日本だって、田舎なら同じでしょ」と思われた方もいるかも知れません。その通りです。

しかし、日本の田舎ならネットがあります。
もちろん田舎でなくても、雨の日はネットで暇つぶしをしたり仕事をしたりしている人は多いでしょう。

インドの田舎は、ネット回線が死ぬほど遅いです。
IT大国のインドなので、ネットは速いというイメージがあるかも知れませんが、首都のデリーでもかなり遅いそうです。

インドのネット環境のひどさは多くのサイトやブログで書かれていますが、下のサイトさんはかなり詳しく面白いです。
7年前の記事ですが、当時の日本と比べても相当遅れていることがわかるでしょう。
(少なくとも、プリーは今これに近い感じです。笑)↓

世界IT事情 第1回「インド、ニューデリー発」

基本的に、ゲストハウスのネットは雨の日はつながりません(使う人が多いので)。
そのため、ネットをするならネットカフェ(インドでは「サイバーカフェ」と言います)に行くしかないのですが、そこに行くまでの道がまたひどいのです。

インドの道路は、水ハケが悪い

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インドの道路は全体的に水ハケが悪いです。
この写真のように、雨が降るとすぐ冠水してしまう道路がたくさんあります。
日本でも大雨が降れば冠水しますが、それより遥かに早く冠水する印象です。

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また、この写真のように道路が凸凹で、あちこちに大きい水たまりがあります。
そのため、バイクや車が通るたびに泥をハネることになります。

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それに加えてインド人は運転マナーに無頓着なので、歩行者が濡れることなどお構いなしで飛ばす車が多いです。
中には気を使ってくれるドライバーもいますが、何しろこれだけ水たまりだらけの土地ですから、そういうやさしいドライバーは、目的地に着くのが相当遅れてしまうでしょう。

(つまり、スピードを落とさないドライバーも、決して悪気があるわけではないのです。多分)

傘の品質がひどい

批判のオンパレードになってしまいますが、別にインドが嫌いなわけではありません(笑)。
しかし、傘の品質もまたひどいです。

傘の生地が弱くてすぐ破れる、雨漏りがする…という話はよく聞きますが、自分の場合は「釘が突き出ている傘」でした。
盗まれてしまったので写真がありませんが、画像のように、傘の持ち手の親指部分に釘が突き出ていました。

kasa
何でこんな所に釘があるのかというと、

・持ち手の終わりの部分に、太い輪っかをつける(装飾のため?)
・その輪っかを止めるために、釘を使っている
・しかし、その輪っかがずり落ちて、釘が露出している

ということです。
事情はわかりますが、危険極まりないです。
本当に1回ぶっ刺さったのですが、この時は、日本の製品がいかによく考えて作られているのか、しみじみと感じました。

「傘の持ち手を握る時、釘を警戒する」なんていう発想は、自分の30年の人生の中でまったくありませんでした。
そう考えると、今まで買った傘の中でダントツに面白いものでしたが、それでも刺さった瞬間のあの恐怖心と言ったらないです(笑)。。

水たまりが池になるくらい、降る

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今回たまたまだったのかも知れませんが、7月中旬のプリーは3日間、まったくやまずにに雨が降り続けました。
日本の梅雨でも、一日のどこかで少しは晴れるものですが、この時はガチでずっと降っていたので、かなり鬱になりました。

おかげで水たまりが池のサイズになり、そこで雨上がりに子供たちが石投げ遊びをしていました。
(写真の池は、水たまりです)

こちらの記事でも、その時の様子を書いています。↓

インド人は写真を撮られるのが大好きです


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以上、インドの田舎で雨季に見舞われて、日本のありがたさに気づいた、という話でした。

これはこれで楽しいんですけどね(笑)。
インドにはインドの、日本には日本の…、そして都会には都会の、田舎には田舎の、それぞれの良さがあるのだと、あらためて気づきました。
違う場所に住んでみて気づくことは多いのだろうな、と思います。

ちなみに、プリーの雨季は7~9月ですが、インド全体では6月~10月と言われています。
この記事を読んで「雨季は嫌だわ」と思った方は、このシーズンを避けていただくといいかと思います。

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