インドのサンタナロッジなら月1万3000円で生活が可能!?
途上国に住んで生活費を限界まで削減する場合、「月1万3000円」が、おそらく限界値に近いでしょう。
インド(プリー)にサンタナロッジという超格安で有名な日本人宿があり、ここであればその費用で生活できます。
サンタナロッジは、バックパッカーで知らない人はいないくらい有名です。
ここでは食費・Wi-Fiの費用も含めて月1万3000円で生活することが十分可能です。
単純計算すると、「年収」20万円でも生きていけるわけです。
この記事では「月1万3000円の生活とはどういうものなのか?」を、ここで2ヶ月生活している私の体験を元に紹介させていただきます。
「途上国に住んで生活費を極限まで削減したい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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なぜ月1万3000円で生活できるのか?
ここは、1日425円(250ルピー)で、下のサービスが全部含まれています。
・朝食と夕食
・朝夕、2杯のチャイティー
・宿泊
・Wi-Fi
朝食は写真のような感じで、日によってハンバーガーやクレープになったり、チョコパンやレーズンパンになるなど、バリエーションも豊かです。
夕食はカレー、オムライス、ハンバーガー、おじや、焼き飯、ガーリックライスなどから選ぶことができます。
このように、料金に含まれている料理だけでも、飽きずに食べることは可能です。
Wi-Fiは、速い時は速いのですが、仕事で使えるレベルではないです。
プライベートで使う分には問題ないでしょう。
私はこちらで出版のデザインの仕事などをしているので、近くのネットカフェにいつも出かけています。
チャイティーというのは、ミルクティーのことです。
これでビタミンも取れるので、栄養バランスもある程度保てます。
(本当に保とうと思ったら、他でも野菜などを食べることをおすすめしますが)
部屋の雰囲気は?
部屋はこの写真のような感じです。
これは個室で、広さは2畳半というところです。
やや狭いですが、寝るだけならまったく問題なし。
むしろ掃除が一瞬で終わるので便利です(笑)。
料金は、個室でもドミトリー(数人の部屋)でもすべて同じです。
混んでいる時はハズレの部屋に当たってしまうかも知れませんが、空いている時は広い個室やドミトリーなどを独占できます。
ゲストハウスはたまに長期滞在を敬遠されることもありますが、サンタナロッジは超歓迎してくれます。
沈没大歓迎という方針でも有名な宿です。
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*沈没…旅人が、ずっと同じ場所で留まり続けること。
なので、旅に興味はないけど、とにかく極限まで生活費を安くしたいという目的で来るのも全くありです。
(自分も半分それで来た一人です。笑)
トイレとシャワーの雰囲気は?
トイレとシャワーは見ての通り、かなりまともです。
(便座が少しゆがんでいますが。笑)
シャワーはお湯が出ません。
ただ、インドの気温なら風邪でも引かない限り冷水シャワーでずっと大丈夫です。
風邪を引いた時などは専用のシャワー室でホットシャワーを1回35円ほどで使えます。
ただ、シャワーは水に慣れた方がいいと思います。
ここに限らず、シャワーが水というだけで宿泊費を数百円安くできることが多いので。
それに「シャワーはお湯が当たり前」というのも、日本人の固定観念の一つですが、そういうものを一つずつなくしていくことは、発想や人生観を広げる上で、プラスになると思います。
発想や人生観というのは、脳から来るよりむしろ、環境や体からも来るものだと思います。
ここ以外での買い物は、どれだけ必要か?
ただ生きていくだけだったら、月1万3000円でいけます。
しかし、実際には途中で服を買ったり、ビールを飲みたくなったり、蚊取り線香が必要になったり、色々と物入りになります。
服は、上下ともそれぞれ400円あれば長期間着られるレベルのものが手に入ります。
肌がチクチクする麻のシャツでもよければ、120円でも買えます。
服以外の物価は下の通りです。
・水…25円(1リットル。ミネラルウォーター。おいしい)
・ビール…170円(600mlのビン。インドのキングフィッシャーというビール。普通に飲める)
・ネットカフェ…1時間50円(速度は日本の7割~8割)
・シャンプー…1ヶ月分で80円(日本のDOVEを売ってます)
・リンス…1ヶ月分で100円(日本製のものはなく、インド製ですがまあまあ)
・ポテトチップス…大袋で50円(高さ30センチくらいの袋。味は日本と同じ)
・紅茶…25円(外国人向けのレストランの値段。ここで数時間パソコン作業をしてもOK。Wi-Fiもあり)
・洗濯…1回150円(サンタナロッジの場合。洗剤込み。乾燥機はないけど、すぐ乾くので要らない)
・航空券…インド―日本の往復で、安ければ6万円程度から。
・渡航前のビザ取得費…3000円程度(写真代なども含めて)
…という感じです。
で、実際に自分が毎日いくら使っているのかも書きます。
自分の平均的な一日
自分は平均で、「毎日1400円~1500円」使っています。
つまり、月4万5000円です。
サンタナロッジ+3万2000円、ですね。かなり高いです(笑)。
(以下、自分の平均的な1日です)
・水…25.5円
・紅茶…25.5円
・サンドイッチ…119円
・オムライス…170円
・ビール…170円
・スナック菓子…153円
・ネットカフェ…340円
・宿泊費…425円
・合計…1428円
洋食が多いのは、外国人向けレストランだと、そこで長時間パソコン作業ができるからです。
(以下、解説が必要なものを詳しく書きます)
・ネットカフェ
これは1時間約50円です。
なので、340円というのは「7時間使っていた」という日です。
自分はこっちで出版のデザインの仕事やWEBの仕事をさせていただいているので、普通ではありえないほどネットカフェを使います(笑)。
プライベートだったらサンタナロッジなどゲストハウスのWi-Fiでも十分ですし、仮にネットカフェを使っても、これほど長時間は使いません。
なので、普通の人はこの部分の費用がまるまるゼロになる、と考えてください。
・スナック菓子
これは大袋のポテチを3つという、普通では食べきれないくらいの量を買い込んだ時です。
自分は大食漢なので、ビールを飲むとこのくらいのおつまみが欲しくなってしまうのです(笑)。
これも普通は買いません。
なので、のんべえの方以外は省いていただいて大丈夫です。
以上、途上国で生活して生活費を極限まで削減する方法についてまとめました。
(基本的に「サンタナロッジに住んだら」という条件ですが)
自分も色々調べているのですが、世界のどこを探しても、日本人が安心して生活できる場所でこのレベルのコストパフォーマンスの安宿はないです。
(あったらぜひ住みたいので、切実に教えていただきたいです)
今のところ、これが現実的に「日本人がもっとも生活費を削減する方法」だと思います。
非居住者の手続きをすれば、社会保険料なども払わなくてよくなるので、その点でも非常に有利でしょう。
(年金をもらえなくなりますが)
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