インドでAmazonを利用すると途中で荷物が盗まれることがある?
インドにもAmazonがあります。
旅行者でも、荷物の届け先を滞在先のホテルやゲストハウスにすれば、日本と同じようにAmazonを利用することができます。
しかし、そのホテルやゲストハウスのオーナーが悪質だった場合「荷物は届かなかった」ということにされて、途中で品物を盗まれる危険もあります。
(冒頭の写真はインドのトラック。こういうヒンドゥー教っぽい「デコトラ(デコレーショントラック)」が沢山走っています。笑)
田舎のゲストハウスのオーナーは、Amazonの仕組みを知らない
インドのAmazonはまだ始まったばかりですし、プリーのような田舎だと、ネットにまったく触れていない人もたくさんいます。
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自分が滞在したゲストハウス(写真)のオーナーもその一人で、Amazonの仕組みを理解していませんでした。
なので、ネット上に配送記録が残っているなどとは全く思わなかったようです。
普通の荷物と同じように「届かなかった」と言えばごまかせると考えていたと思われます。
自分が注文したのは写真のWi-Fiルーターでした。
日本円で7000円程度するもので、現地の人の月給に近い金額です。
注文した後5日程度で届くはずでしたが、2週間経っても届きませんでした。
同時に注文した歯間ブラシは、1週間後に無事に届きオーナーが渡してくれたのですが、Wi-Fiルーターだけは何度聞いても「届いていない」と言います。
「インドだからそういうこともあるかも知れない」と思っているうちに2週間経ち、自分がプリーを離れる日もあと5日後になりました。
配送記録を調べると、すでに10日前に最寄りの郵便局に着いています。
配達が完了していたら、インドのAmazonでも「Delivered(配達完了)」という表示になります。それになっていなかったので、「多分、この郵便局でずっと止まっているんだろう」と思いました。
郵便局に行って、オーナーがすでに受け取っていたことが判明
郵便局はゲストハウスから自転車で20分程度の距離にありました。
距離は近いのですが、日本人向けの地図には当然載っていないですし、Googleマップでもわからなかったので、探すのは少し苦労しました。
中は写真のような感じです。
映画に出てくるようなレトロで懐かしい感じの建物でしたが、これについて詳しくはまた別の記事で紹介します。
職員さんにAmazonの配達の履歴(正確には、インドのゆうパック的なものの履歴)を見せてたら、職員さんが配達の記録を調べてくれました。そして、10日前にオーナーが受け取ってサインもしていた、ということが判明しました。
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郵便局の話をして、履歴を見せたら、とたんに荷物が出てきた
この話をオーナーにして、Amazonの履歴も見せたら明らかにオーナーの表情が代わり「待ってくれ。探してみる」と行って部屋に行き、すぐに荷物が出てきました。
もしこれが一回目だったら「本当にうっかりしていたのかも知れない」とも思えますが、このオーナーは前々から怪しい言動が多かったので、「やっぱりな」という感じでした。
荷物はこのようになっているのですが、宛名に日本人の自分の名前が入っています。
なので「オーナーが、彼宛ての荷物だと思った」ということはあり得ません。
(実際、同時に注文した歯間ブラシは彼も渡してくれました)
こういうトラブルはインドではよくありますし、このゲストハウスはなかなか快適だったし、オーナーはいいところもあったので、別に怒ったりはしていません。
ただ、インドではこういうこともある、という参考にしていただけたらと思います。
余計な送料なども請求される
ちなみに、歯間ブラシが届いた時はオーナーが「送料」を請求してきました。
「俺はよくわからないけど、トラックの運転手が請求してきた」というのです。
自分はこのゲストハウスに来る前にある日本人宿に滞在していて、そこでもAmazonをすでに使っていました。
そこではそのような送料はまったく請求されず、日本と完全に同じだったので「そんな送料は払う必要がない」とすぐにわかりました。
なので、その日本人宿でのことも話し、「もしそんな送料がいるというなら、あっちの日本人宿に戻る」といったら、「OK。あっちの宿で要らなかったなら、大丈夫なんだろう。運転手にも言っておく」とオーナーが言い、荷物を渡してくれました。
もしかしたら本当に運転手が請求してきたのかも知れませんが、それにしても、余計なお金が発生しようとしていたことは事実です。
インドに限らず新興国の人々はしばしばこうやって余計なお金を取ろうとしてくるので、こちらもメンタルが鍛えられます(笑)。
以上、インドでAmazonを利用する時のトラブルについてでした。
このオーナーへの批判のように感じられてしまったかも知れませんが、ここは自分が1ヶ月滞在したゲストハウスで、結構いい宿ですし、オーナーはいい所もある人です。
物を取ろうとしている時点で悪い人で、いい人に見えた部分は演技、という可能性ももちろんあります。
自分の人間を見る目では、どこまでが本当なのかよくわかりませんが、とりあえずこのゲストハウスにはいい思い出もいろいろある、ということだけは書いておきたいと思います。
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