中国のネットカフェ事情 – 激安・ゲーム天国・ウィルスに注意!
中国にも多数のネットカフェがあります。ここでは中国のネットカフェに関する、さまざまな情報を提供します。
「外国人不可」のネットカフェもある
中国は知っての通り、情報検閲が非常に厳しい国です。
なので、一部のネットカフェは「外国人不可」となっています。
私は過去に北京・天津・上海・昆明・大理を周りましたが、この中で昆明(雲南省の首都)のみ、「外国人不可」のネットカフェがありました。
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もちろん、昆明のネットカフェがすべてそうである、ということはないと思います。何しろ昆明は、中国で数少ない「メイド喫茶」もあるような土地です。
(参考ページ→「昆明市にメイドカフェ初登場」)
私が遭遇した「外人不可」のネットカフェは、昆明から大理までの長距離バスが出ているバスターミナルにありました。そこでパスポートを見せて入ろうとしたら「外国人、不行(プーシン=だめ)」と言われてしまいました。
私としては「外国人がダメなネットカフェがある」という新しい情報を仕入れることができ、むしろ嬉しかったのですが、とにかくそういうこともあります。
中国ではこのようにネットでの連絡が取りにくくなることはよくありますから、連絡を取る必要がある人々に対しても、事前に理解しておいてもらいましょう。
中国のネット回線は非常に重い(鋭意改革中)
中国のネット回線は非常に重いです。これは中国政府も認めていることです。
中国はネットの整備がアジアの中では特に遅れている国の一つであり、この状況を挽回するために「抜本的な改革を行う」ということを数年前に発表していました。
確か2015年までに成果を出す計画だったと思いますが、中国政府は一度立てた目標は、かなりの確率で達成するので、おそらく2年後までには、中国のネットの速度は相当上がっていることでしょう。
(ちなみに、アジアではカンボジアなどが意外にもネットが整備されています。首都プノンペンのWi-Fiの普及度は、東京より遥かに上です。*東京や日本がWi-Fiで遅れているのですが…)
中国のネットカフェは、ゲーム利用者が大多数
中国のネットカフェは、ゲームをするために入り浸っている若者が大多数です。
統計を取ったわけではないすが、私の印象では8割ぐらいの若者がゲームをするために入り浸っています。後はネットサーフィンをしているという感じで、真面目な目的で使う人はかなりの少数派と思われます。
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日本のように「ネットカフェで生活する人」というのはいません。
日本のように個室になっておらず、すべて会社の机のように並んでいるオープンスタイルなので、とても寝られる状態ではありません。(そもそも、24時間営業していません)
■煙草臭いネットカフェが多い
北京などでは外国人向けに清潔なネットカフェもあるかも知れませんが、基本的に中国のネットカフェは日本と違い、かなり薄暗く、タバコ臭く、若干不衛生な印象があります。
上に書いたように、ゲームをする若者が集まっているため、半分はゲームセンターのようなものであり、このような若干退廃的な雰囲気は、むしろ彼らにとってはいいのだと思われます。
実際、タバコが嫌いでなければ、これはこれで面白い雰囲気であり、旅行で訪れた日本人も皆興味を持つと思います。潔癖症な方でなければ、きっと楽しい気分になるでしょう。
■USBの使用は注意!
まず、USBの挿入口が汚いというのが困ります。
私は留学中やむを得ず使ったことがありますが、おそらくここに挿入したのが原因で、半月ほどくらいしてから、使えなくなってしまいました。
しかも、ウィルスももらっていたようでした。
ウィルスバスターがすぐに処理してくれる簡単なウィルスでしたが。
もっと深刻なものに感染していたら、と考えると恐ろしいです。
中国は好きですし、中国のネットカフェも好きですが、ウィルスという実害を食らう可能性がある以上、その部分だけは警告を発しておきたいと思います。
(感染したら、自分一人の問題では済みませんからね)
料金は激安!1時間20円程度
中国のネットカフェはどこも激安です。
天津では1時間1.5元(1元12円として、約20円)でしたし、上海や北京、昆明・大理なども大体そのくらいが相場でした。(たまに少し高いところで4元(40円程度)などもありましたが、日本人からしたら安いものです)
受付で料金を払うと、パソコンの番号を指定され、そのパソコンに座ります。そして、教えてもらったパスワードを入力すると使えるようになります。
パソコンは、時間が来たらシャットダウンされます。延長したい場合は時間切れ前に受付に行き、追加で料金を払います。
シャットダウンされる10分前くらいからメッセージが出るので、いきなり切られて困るということはありません。
…以上、日本とは大分勝手が違う中国のネットカフェですが、私はかなり気に入っていて、特に用事もないのに使っていたこともあります。
中国語のタイピングも覚えると特に楽しいです。
中国旅行に行ったら、ぜひ一度足を運んでみてください。
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