電子マネーを賢く使って消費税アップ分をカバーしよう!
スイカやパスモ、ワオン、楽天Edyといった電子マネーの発行枚数は、すでに日本の人口を上回っています。
2億枚を大きく上回るカードが発行され、全国民の平均で1人2枚持っている計算になります。
もともと、現金でチャージをして財布代わりに使うものでしたが、現在ではクレジットカードとの併用もできるようになりました。
ポイントがたまる仕組みのものもあり、現金よりも「おトク」になるケースもあります。
ただ、お金を使っているという感覚に乏しくなりがちで、使い過ぎてしまう人もいるようですので注意も必要です。
定期券の購入時などに賢く利用すれば、消費税のアップ分を少しカバーすることができます。そんな電子マネー利用のポイントをご紹介します。
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電子マネーってなに?
電子マネーとは、SUICA(スイカ)、PASMO(パスモ)、楽天Edy(らくてんエディ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)、ICOCA(イコカ)など、チャージ式のカード等による電子決済サービスのことです。
「マネー」とついているものの、通貨ではなく、電子的な商品券・電子的なプリペイドカードです。
発行元は、SUICAはJR東日本、PASMOは東京メトロ、楽天Edyは楽天、ワオンはイオングループ、ナナコはセブン&アイ、ICOCAはJR西日本です。
当初は現金をチャージすることで使用できましたが、現在ではクレジットカードでオートチャージできたり、ネットバンキングでオンラインチャージできたりするものもあります。
カード型だけではありません
カード型のものだけでなく、「おサイフケータイ」のように携帯端末の中に組み込まれたものもあります。
また、クレジットカード一体型や、社員証、学生証、キャッシュカードなどとの一体型もあります。
SUICAやPASMO、ICOCAには電車に乗るときに、ワンタッチで改札を通れるという便利な機能もあります
発行枚数は楽天Edyがトップで7,550万枚、以下、SUICAが4,364万枚、ワオンが3,900万枚、ナナコが2,839万枚、PASMOが2,452万枚、ICOCAが900万枚の順です。
対象店舗で買い物をするとポイントが加算されます!
各電子マネーには、対象店舗で買い物をすると100円~200円につき1ポイント(1円)がたまる仕組みになっています。
0.5%~1%割引される計算になります。消費税の3%アップには届きませんが、少しお得になります。
たとえば、セブンイレブンやイトーヨーカドーで買い物をする場合には、nanacoで清算すれば100円につき1ポイントたまりますので、1%おトクです。
毎日駅構内で買い物をする人は、KIOSKやNEWDAYS、駅弁屋やBeckersなどでSUICAを使えば、100円につき1ポイントがたまります。
クレジットカードでチャージするとポイントが加算されます!
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現金でチャージする代わりにクレジットカード機能でチャージすると、ポイントが加算されるので、クレジット一体型を使うとお得になるケースがあります。
たとえば、ワオンの場合イオンカードセレクトでチャージすると、200円チャージごとに1ポイントたまります。
ナナコの場合、一部クレジットカードによるチャージでポイントがたまり、たとえばリクルートカードプラスの場合にはチャージ額の2%とおトクです。
SUICAの場合、ビューカードでチャージすれば1,000円につき15円分のポイントがたまります。還元率1.5%ということです。たとえば、10万円分をビューカードでチャージして、NEWDAYSなどのお店で使えば、カードのポイントと買い物のポイント合計で2,500円分がたまります。2.5%おトクということですので、消費税増税分に近い額をカバーできることになります。
定期券を買うときにはビューカードを使うのがおトク!
ビューカードで定期券を購入したときにたまるポイントを、SUICAにチャージすると結構おトクです。
10万円の定期券の購入時にビューカードを利用した場合、2,000円分になります。
つまり、定期代が2%割引されたことになるのです。
ビューポイントは新幹線などの切符購入時などにも高ポイントがつきますので、会社の出張などでよく電車を利用される方は、ポイントをSUICAにチャージすることでかなりお得になるはずです。
たとえば大阪出張をする場合、往復のチケットは約26,000円。年12回ビューカードで購入すれば318,000円となり、SUICAには5,000円分のチャージができます。
会社の出張で個人がメリットを得ることに問題が生じるケースがあるかもしれませんが、おトクです。
電子マネーで使い過ぎに注意!
電子マネーは財布から現金を取り出さないために、使った気がしません。そのため財布のひもがゆるむ傾向にあり、ついつい使いすぎてしまう人が多いようです。
お釣りの小銭がたまらず財布が膨らまないという便利な面もありますが、使い過ぎには注意が必要です。
オートチャージの場合には、限度を決めておくことも大切です
現金をチャージして使う場合には、どの程度使っているかがわかるためセーブできます。
クレジットカードからのチャージ機能を使っていると、知らず知らずのうちにカードの利用額が高額となってしまうことがあり得るため、注意しなければなりません。
どれだけチャージしたのかを手帳に記入しておくなど管理をすることも大切です。
クレジットカードを使ったチャージは、ポイントがつくのでお得にはなりますが、結局はカードを使って支払っていることになります。その点を忘れることなく、賢く利用しましょう。
by 水の
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