著作権管理団体のすごい言い分~結婚式のご祝儀は入場料です!
ジャスラックなどの著作権管理団体が一般の方にも知れわたるようになって、随分の年月が経ちました。
少し前、小さな飲み屋さんでハーモニカを吹き、お酒をご馳走されたおじいさんが「営利目的の楽曲使用」を行ったとされ、使用料の請求を受けた、なんてこともありました。
このように著作権管理団体はどこにでもやってきます。
結婚式で流す音楽…これは私的利用だよね?
一般的に、結婚式ではさまざまな音楽が流されます。二人にとって特別な日になりますので、特別な音楽を…そう考えている方もきっと多いことでしょう。
結婚式はプライベートなものですので、私的利用になるんだろう…そう考えていると、あとで著作権管理団体から突然の請求を受けてしまうことになるかもしれません。
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なんと、ジャスラックの解釈では結婚式は営利目的のイベントとみなされるのです。
ご祝儀は入場料…ちょっと無理がある気がしますが…しっかりと利用料を回収しにやってくるんです。
基本的にはこの利用料は結婚式場が支払ってくれますが、一般的な式場以外の場所で式を挙げた場合、本人に請求がくることもあり得ます。
たった10曲の使用で数万円の請求をされてしまうケースもあるようですので、事前にしっかりと確認しておくべきでしょう。
私的利用と営利目的の利用…どこに線引きが?
正直、筆者はこの点についてどうしても納得することができませんでした。著作権管理団体が結婚式を営利目的のイベントである、とみなす根拠は以下の2点です。
・不特定多数の人が参加する。
・入場料(ご祝儀?)を受け取っている。
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式に参加する親戚や友人は不特定多数にあたるのでしょうか?
また、ご祝儀はお祝いであって式に参加するための入場料にあたらないのでは?と思ってしまいます。ちょっと強引すぎる解釈だと思いませんか?
実はこれ、著作権管理団体の主張に過ぎません。それに対して仕方なくどこの式場も支払っている…というものですので実際に争って判例が出たわけではありません。
もし、請求されてしまったら争ってみるのも一つの手段かもしれません。
ただ、結婚式というおめでたい席ですので、争いごとは避けようという心理から、実際に裁判まで発展することはないだろう…管理団体がこの心理を狙って請求してるのでは?と考えてしまうのは筆者だけでしょうか?
結婚式でも発生する著作権使用料…だったらいっそ自分で曲を作ってしまいますか?…冗談ではなく、実際にすべて自作曲で式を挙げてしまった人もいるんです。実は筆者もその一人なんです。
最近では音楽的な知識がほとんどなくてもオリジナル曲を作成することのできるツールが登場しています。
音楽まですべて手作りの結婚式…それもロマンチックで悪くないかもしれません。
Byチリペッパー眞木
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