資格を取るならこんなのどう?~忍者・カッパ・銭湯・ウルトラマン!
あなたはどんな資格をもっていますか? 誰でもひとつやふたつは資格を持っているものです。
資格といえば何らかの役に立つものがほとんどですが、中には、あまり役には立たない、もしくはまったく役にたたないけれど、持っていれば楽しい、愉快だ、誇らしい、というようなものもあります。
そうした、面白い資格の数々をご紹介します。あなたもお一ついかがですか?
忍者検定であなたもニンジャになれる!?
▲ニンジャになるにはペーパーテストも!? 試験官もニンジャです!
ニンジャは鎌倉時代から江戸時代に活躍したスパイ。とっくに存在しなくなったものかと思いきや、いまでもニンジャになれるのです。
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忍者検定には、伊賀忍者検定と甲賀流忍者検定があり、どちらかを取得すれば、あなたもれっきとしたニンジャの一員です(伊賀は三重県、甲賀は滋賀県)。
ニンジャの術は世界的にも有名ですから、運が良ければCIAなどからスカウトの声がかかるかも知れません!
▲くの一(女ニンジャ)になるにも、しゅり剣は必須です!
伊賀忍者検定には1級から3級まであり、2級、3級は伊賀市の他、東京、大阪でも受験できます。
甲賀流検定は滋賀県甲賀市で実施されます。初級と中級がありますが、初級は筆記試験だけでなく、衣装コスプレ、しゅり剣投げ実技も採点の対象。
ペーパーテストの点数はたりなくても、コスプレと実技がよければ合格可能性もあるのです。
捕獲許可証があれば、あなたもカッパを捕まえられます!
▲カッパ淵はこんなところ。この川の中にカッパがいるはずです!
岩手県の遠野市観光協会では、市内でのカッパ捕獲について公式な免許を発行しています。
この許可証なしにカッパを捕獲することはできません!
全国で唯一、狛犬(こまいぬ)がカッパという常堅寺。その裏手を流れる小川周辺は「カッパ淵」と呼ばれ、国内でもっとも有名な出没地です。
捕獲できれば、世界的な大ニュースになること間違いなし! ぜひこの許可証を取得して、あなたもカッパ狩りにでかけてみませんか?
▲遠野市はカッパの「人権」を大切にしています。
許可証は1枚210円でネットで申込むことができます。有効期間は1年のみ。特に試験はありません。
遠野市に行けば写真入りの許可証も発行してもらえ(800円)、5年続けて更新すると「ゴールド」許可証になります。
ゴールドを持っていると、市内の一部売店で5%引きでの買い物ができる特典もあります。
カッパも捕まえられるし買い物もお得になるなんて、とってもお得な免許ですよね! ちなみに捕獲数には制限はありませんので、獲り放題です。
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銭湯検定で、あなたも一流の入浴者になれます!?
銭湯検定は日本銭湯文化協会の主催するテストです。銭湯に関する歴史、建築、雑学の3部門に関する知識を認定しています。
4級までありますが、これまでのところ3級、4級の試験しか実施されておらず、現時点では1級、2級の取得者はいない模様です。
1級、2級がいつ実施されるのか、実施の予定があるのかどうかは不明です。
スマホ向けアプリ「銭湯検定」がリリースされており、無料でダウンロードできます。
4級試験の問題を解くことができますので、このアプリで練習しておけば、4級資格取得は簡単です。
資格を取得することのメリットは特にありませんが、「共同浴場文化に詳しい人」と尊敬される可能性があります。
お好み焼き検定を取得して、いばってみよう!
お好み焼きに関する知識を自慢できる資格「お好み焼き検定」。
お好み焼きデートをした際にウンチクを語れたり、自宅で焼くときに上手に焼ける可能性があるという、とっても役立つ(?)資格です。試験を受けると、ソースやお好み焼き粉などの「お土産」がもらえることにも人気があります。
初級と上級の2種類ですが、上級合格者は「実技講習会」という名前の飲み会に招待されるという特典もあります。
花火をじょうずに見ることのできる資格、花火鑑定士!
花火文化についての専門知識を証明できる資格「花火鑑定士」。大曲花火倶楽部が主催しています。
世界的にもっとも技術力が高いといわれている日本の花火の素晴らしさ、美しさについて理解を深められる資格です。
もっていれば、きっと花火大会を一般人よりも高いレベルで楽しむことができるに違いありません。
なお、受験できるのは、少なくとも一度以上花火を見たことがある人に限られます。
花火を見たことのない人は、残念ながら受験することができません。また、「花火が嫌い」という人も受けることができません。
夜景を堪能(たんのう)できる(!?)鑑賞士資格もあります
夜景についての幅広い知識を問う検定、「夜景観賞士」、魅力を語りつくせる資格ということですので、夜のデートできれいな場所にいったときにはきっと役に立つことでしょう。
1級から3級まであり、1級を取得すると、「夜景マイスター」の称号が得られます。
「そんな資格誰が取るんだ?」と不思議に思う方もいるかも知れませんが、すでに4000人もの鑑賞士が誕生しています。
もしかすると、旅行代理店などに就職する際にはちょっぴり役立つことがあるのかも知れません。
ワインを楽しむように夜空を楽しむ(!?) 星空案内人!
「星空案内人」は、夜空を案内するのに必要な天文学の知識、星座探しや望遠鏡による観察スキルなどをテストする資格です。
山形大学理学部物理学科が作ったものです。
全国各地で開催される講習会に参加すれば「準案内人」になることができ、その後実技試験を受ければ「星空案内人」として認定され、「星のソムリエ」と呼ばれることになります。
人に語るのにとても響きの良い資格です。
ここに挙げた他にもたくさんのおもしろい資格があります。
ウルトラマンの知識を問う「ウルトラ検定」、日本酒の香りや味わいの知識を問う「きき酒師」、犬のしつけやマナーに詳しい「犬の飼い主検定」、子育てパパ力検定、アニメ検定、漫画検定、映画検定、歌舞伎検定、泡盛マイスター、おもてなし検定、お墓ディレクター…などなどです。
ぜひ、あなたも変わり種の資格をとってみませんか?
by 水の
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