一人メシブームが到来!?~「孤独のグルメ」はなぜヒットしたのか
2012年に放送が開始された深夜ドラマ「孤独のグルメ」。主人公がただ一人でいろんな飲食店へ行き、食事をするというこのドラマが大ヒットしました。
深夜枠であるにもかかわらず高視聴率を獲得し、さらには番組DVDも飛ぶように売れています。
このドラマの影響もあり、一人メシがちょっとしたブームになっています。
ご飯はみんなで食べた方がおいしい!と思われる方も多いかもしれません。しかし、もうそんな考え方は古いのかもしれませんよ!?
人と一緒に食事をするのは嫌!
食事は大勢で楽しくとった方がおいしい、という考えが一般的になっていたせいで、なかなか「一人で食事をしたい」とは言い出せない方も少なくないはずです。
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実は私もその一人です。学生時代からお昼に誘われるのが嫌でしょうがありませんでした。
しかし、それを断って一人で食べていると変人扱いされてしまいます。学生時代は友人との関係が第一優先ですのでしかたなく大勢でランチタイムを過ごしていました。
食欲という動物的な欲望を解放する食事時間…。ちょっと恥ずかしくて見られたくないと思うことは決しておかしなことではありません。
マナーを気にせずに食べることができる?
色々とマナーのことを考えながら食べていても少しも味わうことができない、という方も多いのでは?
食事に同席する人に不快感を与えないために、ある程度のマナーは必ず必要なものです。身に着けておいて損をすることはないでしょう。
しかし、私たち日本人の食文化は世界中のものが入り混じっています。
本来、各国それぞれの食事マナーがありますので、一度の食事でさまざまな国の料理を食べることの多い日本の場合、とても食事マナーは複雑なものになってしまいます。
人と一緒に食事をする時は自然と食べ方の難しいものを避けるようになってしまいます。
本当はステーキが食べたいけれど、ナイフとフォークの扱いが難しいからお箸で食べることのできるメニューにしてしまう、なんてことも少なくありません。
人と一緒に食事をする、ということはすなわちマナーは気にしなければならない、ということを意味します。場合によって好きな食べ物を選ぶことができなくなってしまうことだってあるのです。
一人メシなら自分の好きな時に好きなものを食べることができる
人の都合に合わせて食事をとる場合、それほどお腹が空いていなくても食べなければならないこともあります。
また、逆にすごくお腹が空いているにも関わらず、食事をとることができない、なんてこともあるでしょう。
一人メシであれば好きな時間に好きなものを自由に食べることができます。自分の生活スタイルに合わせた食事をとることができるのです。
もちろん、仕事や生活スタイルによってある程度の制限はあるかと思いますが、お昼ご飯を15時に食べようが、晩御飯を深夜に食べようが自由です。
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もちろん、あまり変な時間に食事をとるのは健康にはよくないかもしれません。
しかし、食事のたびに多くのストレスを受け続けるよりはずっと良いのではないか、と私は思います。
一人じゃないと行けないお店だってある
カウンターだけしかない小さな飲食店にはなかなか大勢で入ることはできません。一人であれば、このようなお店も一つの選択肢として食事の場所を選ぶことができるようになります。
また、お昼時の混雑時などでも一人であればすぐに席を確保することができますので、時間の節約にもなるでしょう。
あのお店に行ってみたいけどカウンターしかないから…いつも混雑してるから…こうして諦めていたお店に入ることができるのも一人メシの大きな魅力の一つでしょう。
食べ物としっかりと向き合ってみよう
誰かと一緒に食事をしていると、当然会話をすることになります。これではしっかりと目の前にある料理と向き合うことはできないでしょう。
もちろん、気の合う友人などと一緒においしさを共有する、という楽しみはないかもしれません。
しかし、それ以上にしっかりと食べ物に向き合い、味わうことによってさまざまな発見をすることができるかもしれません。
グルメの国とも呼ばれる日本では、ちょっとした飲食店で出される料理にもさまざまな工夫が施されています。
しっかりと味わう余裕がなければ、その魅力を見落としてしまうことになるかもしれません。
ちなみに私はたまに一人メシを楽しむようになったおかげで料理が少し上達したように思います。
目の前にある料理に集中することによって味覚が敏感になり、求める味を再現することができるようになってきました。
さまざまなストレスから解放されるだけではなく、より食を楽しみ、さらには料理だって上手になれるかもしれない。
一人メシにはこんなに多くの魅力が隠されています。
チャンスを見つけてあなたも一人メシに挑戦してみてはいかがでしょう?もしかすると、食事の時間がもっと楽しくなるかもしれませんよ!?
Byチリペッパー眞木
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