薄毛に悩む日本人が最近増えています~シャンプーのし過ぎは危険
もともと薄毛人口の少ないといわれていた日本ですが、近年では欧米と変わらないレベルにまで急増しています。特に薄毛に悩む若い男性が増えているようです。
そこにはシャンプーやカラーリングのしすぎ、整髪料の使い過ぎなども関係していると思われます。
外的ストレスにさらされることの多い現代男性の髪を、正しいヘアケアで守りましょう。
カラーリングは、髪や頭皮にダメージの少ないものを
髪色を自由に変えて楽しめる今、スーパーやドラッグストアではさまざまな色の薬剤が安価に販売されています。
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しかしカラーリング剤には、刺激の強いものもたくさん出回っているのが現状です。
中でも鼻に匂いがツンとくる、2種類の薬剤を混ぜて使うタイプのヘアカラーは髪へのダメージが大きいことで知られています。
この手の商品は安い上に染まりがいいため人気を集めているのですが、なぜ発色がいいかというと髪の内側に色を入れ込むからです。
髪の表面をコーティングしているキューティクルを薬で開いて、そこから色を入れるものになります。
しかし一度開いてしまったキューティクルは、トリートメントをしても完全には閉じません。
そして継続的に使い続ければ続けるほど、中に閉じ込められたタンパク質などが流れ出てしまい、顕微鏡で見ると中が空洞状態になってしまうこともあるのです。
こうして髪が弱くなると、もちろんそれだけ切れたり抜けたりしやすくなります。さらに自分で染めるとなると、薬剤をまったく頭皮につけずにおこなうのは難しいものです。
カラーリング剤の化学物質は酸性ですので、頭皮につくと角質が溶かされてしまい、炎症を起こして抜け毛につながります。
ですからどうしても髪色を変えたいなら、表面にだけ色をつけるヘアマニキュアタイプのものを使用することをおすすめします。
参考記事:髪の素朴な疑問~1日何ミリ伸びて何本抜ける?どこまで伸ばせる?
整髪料は必要最小限に!その日にうちに洗い流そう
男性用の整髪料も、今や驚くほど種類が豊富になりました。ワックスやスプレーはもちろん、微妙なスタイリングが決まる新しい商品が続々と発売されています。
しかしこうした整髪料には、実は薄毛につながる要素がいくつかあります。まず髪の粘着力が増すことによってホコリがつきやすくなり、毛穴が詰まってしまうことです。
整髪料を使うと、どうしても髪がべたついてしまいます。そのため小さなホコリが髪や地肌に付着して毛穴をふさいでしまい、皮脂が詰まりやすくなるのです。
では髪がべたつかない整髪料なら問題ないかというと、そうではありません。髪をサラサラにする整髪料には、合成界面活性剤が使われているものが多く見られます。
これは髪のタンパク質を変性させる作用を持つため、使い続けるうちに髪の中身がスカスカになってしまうリスクがあるのです。
ですから整髪料を使うなら、あくまで最小限にとどめること、そして頭皮には絶対につかないよう細心の注意を払うことを心がけましょう。
また整髪料を使った日は、夜のうちにしっかりとシャンプーで洗い流し、毛穴をきれいにした状態で眠ることが大切です。
シャンプーのしすぎは危険!?髪に優しいものを選ぼう
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実はシャンプーの歴史はそれほど長くありません。日本人が日常的に使うようになったのは1970年代ごろからのことで、特に男性は今ほど頻繁に髪を洗う習慣はありませんでした。
一見すると清潔になったのだからいい変化のように思えますが、実はそうとも言い切れないようです。
というのも皮脂には頭皮を乾燥から守る大切な役割もあるため、シャンプーで洗いすぎてしまうと頭皮が渇いてしまい、それが余分な皮脂の分泌を招きかねないからです。
特に硫酸系と呼ばれるシャンプーは、安価で泡立ちがいいぶん洗浄力が強くなります。
頭皮に必要な油分を残すためにも、できればアミノ酸系などのマイルドなシャンプーを選ぶようにしてみましょう。
もちろんシャンプーのしすぎも控える必要があります。1日に2度も髪を洗ってしまうと、それだけ頭皮に負担がかかってしまいます。
時間帯としては朝ではなく夜がもっとも理想的です。髪は深夜に成長しますので、寝る前に毛穴をきれいにしておきましょう。
また整髪料を使っている、もしくは空気の汚れた場所で働いている男性は毎日洗ったほうがいいのですが、そうでない場合は「湯シャン」をとり入れてみるのもおすすめです。
これはシャンプーを使わず、お湯だけでしっかりと頭皮を洗う方法になります。
たとえばシャンプーを使うのは週に1~2回にして、それ以外は湯シャンにしてみると、頭皮にかかる負担をぐっと減らせる可能性があります。
定期的なスカルプケアで、毛穴の詰まりを解消!
薄毛予防としては、定期的に頭皮のケアをすることもぜひ習慣にしてみてください。スカルプマッサージは頭皮の血行を改善し、髪が生えやすい状態を作ります。
専用のローションもいいですが、自宅に女性のメイク落とし用オイルがあるなら、それを使うのも1つの方法です。
基本的に、顔に使えるものは頭皮にも使うことができます。特に脂汚れを落とすには、不思議なようですが同じ油が1番向いています。
オイルを頭皮に直接、何か所かにつけてから、指の腹を使ってしっかりとマッサージしましょう。毛穴に詰まった皮脂汚れを浮かすイメージでおこないます。
この時、頭皮や手が濡れていると効果が期待できませんので気をつけてください。終わった後は、シャンプーで洗い流します。
さらにこだわるなら、季節に1度、美容室などで専門のクレンジングを受けるとなお効果的です。
特に男性は女性よりも皮脂の分泌が多いため、スカルプケアは男性こそ積極的に受けてほしいと思います。
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