白熱電球・蛍光灯・LED照明~どれを選ぶのがベスト?
白熱電球・蛍光灯・LED照明。結局どれを選べばいいの?
照明は毎日使うものであり、また消費税や電気代もいまのところ高くはなっても安くはならず、その存在を甘くみてはいけません。
一般的に販売されているのは、おもに三種類。電球・蛍光灯そしてLED電球です。
どれも一長一短あり、結局どれを選べばいいのかよくわからないということも多いのではないでしょうか。
それらの性能をザックリ触りつつ、選び方を考えてみましょう。
三つの照明を比較。節電ならやっぱりLEDランプが強い!
トイレや玄関などで一般的に使われているソケットには、現時点ではどのタイプの電球も選択できます。
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◎白熱球のメリット・デメリット
非常に安価、点灯までの待ち時間がありません。最大のメリットとして、大きく広がる光が特徴的です。演色性がよく、照らされた物が鮮やかに見えます。
一方、大半が熱となってしまうため効率が悪く、消費電力も多くなります。さらに寿命が短く1000時間程度です。政府から製造中止を求められています。
◎蛍光灯のメリット・デメリット
消費電力が白熱電球の6分の1程度です。寿命も長く、白熱球の5~10倍は長持ちします。数年は使用可能です。
蛍光灯自体がやや割高で、明るくなるまで時間がかかる物もあります。気温の影響を受けやすく、寒いと明るくなりにくい短所があります。
◎LEDランプのメリット・デメリット
消費電力がさらに少なく、10分の1以下にもなります。寿命は長く白熱球の20倍以上です。5年から10年は使用可能という計算になります。
点灯までの待ち時間は白熱球以上に少ないのが特徴です。電球自体は蛍光灯と比較して割高です。
やはりLED電灯は便利?でも購入時には慎重に
照明器具の一般的な取り付け方法である引掛シーリング式であれば、ほとんどのLED照明はかんたんに取付が可能なため、選択肢はかなり広いはずです。
しかし部屋の照明については、トイレや脱衣所とことなるため、かなり慎重になるべきです。
長寿命をうたっているLED照明ですが、保証期間内に切れてしまうこともあります。購入時にはその保証期間を必ず確認しましょう。
従来の蛍光灯と違い、電球が切れたり調子が悪くなってきたりしても交換などはできず、一箇所が悪くなれば全て交換が必要となります。
一度取り付けたら10年は使いたいものです。実際にはそれ以前に壊れることを覚悟しましょう。
保証期間内の故障であれば、無償で修理あるいは交換してもらうことができるかもしれません。
その条件が書かれた保証書などは大切に保管しておきましょう。
私の場合、室内灯の保証期間が1年でしたが、この1年を経過して数ヶ月でもう壊れてしまいました。※画像とは違う品物です。
ちょうど蛍光灯が切れる直前で点滅するような状況になりました。保証期間も過ぎているため、得をする為に購入したはずが思わぬ損となってしまいました。
LED照明へ切替の際は、ぜひリモコン付きの物を選びましょう。長いヒモをぶら下げたりする必要もなく、とても便利です。
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間接照明でオシャレに飾る!
自分の部屋を少しオトナな雰囲気にしたいのならば、間接照明がお勧めです。
白熱球タイプの照明を壁にあて、その反射光で部屋を照らすという方法です。光源が見えなくなるだけでもその違いは歴然です。
間接照明用のライトはオシャレで値段が高いというイメージがあります。新たに購入しなくても、テーブルライトがあればそれを壁に向けるだけで、間接照明にすることができます。
クリップ式のソケットはそう高いものではありません。部屋の照明が、就寝時にはすこし明るすぎると感じている方には特にオススメです。
眠る直前に強い光を浴びるのは、いずれにしても良い事ではありません。
従来のLED電球は、光が柔らかくないという理由で、間接照明としてはあまり使われませんでした。
しかし最近はLED照明の性能も日進月歩であり、白熱電球のような光の広がりを再現したような商品も売られています。
用途を再確認し、もっとも合うものを選ぼう
欲を言えば、全ての電球をLED照明に変えたい所ですが、実際にはまだ高すぎると言えます。
まだまだ発展途上の分野であり、表示されている性能が十分に発揮されない場合もあるようです。
LEDは半導体なので半永久的に使えるはずなのですが、熱には弱いため、それによって寿命が決まります。
トイレや脱衣所など、常につけておく必要のない箇所では電球のままでもよいのかもしれません。電球形蛍光灯だけは避けたいです。
蛍光灯は明るくなるまでに時間がかかります。終わった頃に明るくなっても仕方ありません。
LED照明に切り替えても、常につけておく必要がないのであれば、節電効果もそう大きくはならないでしょう。このような場所では、白熱球がベストかもしれません。
ただし、自動で点灯、消灯してくれるセンサーつきのLED電球という物があり、これならば無駄に付けておく必要がなくなり、消し忘れも解消できるので大きな節電効果が期待できるでしょう。
家の照明すべてを一度に切り替えるのではなく、その照明器具の使い勝手や性能を確かめながら少しずつ交換するのがよいでしょう。
もっとも、家中の照明が白熱球だったり蛍光球だったりと、チグハグにはなってしまうのが悩みどころです。
コンセントに差し込んで使用するタイプの、センサーつき常夜灯もあります。
夜間のみ点灯してくれるもので、階段や廊下などにこれを一つつけておけば夜のトイレも安心です。
常に電気をつけておく事に抵抗があるかもしれませんが、このタイプは低消費電力のものが多く、無駄なケガをせずに済む事を考えれば結果的にはお得と言えます。
結局は無理をしない程度に。白熱球で十分な場合もある
スーパーやコンビニなどで棚に並んでいる商品はLED照明一色ですが、まだ全部を入れ替えるには高価であるといわざるをえません。
白熱電球で十分な箇所は、そのまま通しましょう。節電のためとはいえ無理な出費をしては本末転倒です。
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