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レトロ和室のインテリアのポイントはステイン塗装と一室多灯にあり

2014.10.15

レトロ和室のインテリアのポイントはステイン塗装と一室多灯にあり はコメントを受け付けていません

model_retoro2最近、若い人々の間でも人気となっている「レトロ和室」。

それはいったいどのような部屋なのでしょうか?

ここではレトロ和室のインテリアのポイントを紹介します。

色を統一するため、家具をステイン塗装する

和風雑貨
「色を統一する」というのは、レトロ和室に限らずおしゃれなインテリアのための基本です。
(もちろん、全部一色にするという意味ではなく、色数を抑えるという意味です)

できれば3色程度に抑えるのがいいのですが、現実には色は微妙に違うものです。

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同じ茶色でもさまざまな種類があり、家具ごとに違ったり、家具と窓や入り口などの敷居の色が違ったりすると、どうしても「バラバラ感」が出てしまいます。

そのバラバラ感を消す方法が「塗装」です。

それも素人でも簡単にできる「ステイン塗装」がいいでしょう。

ステイン塗装とは?

ステイイン塗装というのは「表面に塗る」のではなく「中まで浸透させる」塗装です。

色自体は変わらずに出ます。

紅茶などを飲み過ぎて歯に着色が起きることを「ステイン汚れ」と言いますが、あれと同じです。


ステイン塗装が初心者におすすめの理由

・浸透するのでガンガン塗れる
浸透するということは、「塗った側から」もう表面にはないということです。

つまり「作業中、ずっと塗り始め」のようにガシガシ塗ることができます。

これがペンキなど「表面で乾く」タイプの塗料の場合、先に塗った塗料が引っかかって、後半になると最初ほどガシガシ塗れなくなります。

特にペンキは乾くのに時間がかかるので、二度塗りはなかなかできません。

二度塗りは、失敗の多い初心者にとって、修正のために必要となるものですが、それが簡単にできるかできないかという違いは大きいのです。

ステイン塗装であればどんどん二度塗りができるので、多少失敗してもすぐに挽回することができます。

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・ホームセンターで簡単に買える
ステイン塗料はホームセンターなどで簡単に買うことができます。

そのため、塗料の手配で困るということもありません。

色数を抑えるということは、あまりたくさんの種類を買わなくていいということですから、費用もさほどかかりません。

照明を「一室多灯」スタイルにする

和室の壁にある照明
和風でなくてもレトロな演出をしたい場合、「大きな照明一つで、部屋全体を明るく照らす」というのは避けた方がいいです。

そのような開放的なライティングはオフィスには合いますが、自宅をおしゃれにする場合は、暗めのライトをあちこちに配置する「一室多灯」の方が向いています。

まして和風レトロという、洋風レトロ以上に「やや暗い印象」を目指すわけですから、断然このスタイルの方がいいでしょう。


一室多灯のポイントは?
【ライトの高さをそれぞれ変える】
簡単にいうと、たとえば「天井、サイドテーブルの上、床」のように「高中低」という感じで高さを変えます。

天井の照明は言うまでもない普通の照明です。
まずはこれにおしゃれなシェードをつけます。

そして、サイドテーブルにはランプをおきます。
これも和風なシェードをかぶせたランプにしましょう。

(和紙で出来ているランプなどもいいですが、個別のアイテムだけを「和風」にするのではなく、あくまで全体の雰囲気に調和させることが大切です)

床にもランプのようなタイプの照明を置きます。

床置きライト専用というものは数が限られていますが、サイドテーブルなどに置くためのランプで大型のものを選べばいいでしょう。

【照明の種類を使い分ける】
照明の種類は大別すると「拡散光」と「間接光」になります。

拡散光は「普通の照明」、間接光は「壁などに反射させる照明」と考えていいでしょう。

部屋のメインとなる天井の照明は普通の光=拡散光であるべきですが、サイドテーブルなどに置く物、床に置く物は間接光を使いやすいです。
(特に床置きのライトならなおさら間接光が向いているといえます)

できるだけ物を置かない

「できるだけ余計なものを置かない」というのもインテリア全般の基本ですが、特に和室の場合はそうです。

和の文化というのはもともと静寂を好むものなので、あまりゴタゴタとものを置きません。

茶人や歌人などが何もない山の庵で風流を楽しんだように、「できるだけものを置かない&持たない」というのが、和の雰囲気には合っているのです。

(同じレトロでも、中国の場合は金や朱などでガンガン飾るのが美徳とされてきた文化ですから、たくさん物を置いても統一性さえあればプラスになります)


捨てられないなら隠せばいい
ものを置かないようにすると言っても「これは必要な場面もある」という物はいくつかあるでしょう。

そのようなものも、別に捨てる必要はないのです。

要はインテリアの邪魔にさえならなければいいのですから、「隠しておく」だけでいいのです。

簡単なことですが、ほとんどの家庭でこれができていないため、家というのはいつもゴチャゴチャしているのです。
(田舎の実家など、ほとんどの人がそうではないかと思います)


以上、レトロ和室のインテリアを演出するポイントを紹介しました。

レトロ和室に限らずすべてのインテリアの基本となる部分も多いので、洋風で勝負するという方でも参考にしていただけたらと思います。

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