プログラマがうつ病になるのは職業病だというこれだけの根拠
プログラマは経験やレベルにもよりますが、基本的にはコンピューター相手にカチャカチャやるのが主な仕事です。
システムエンジニアと打ち合わせをしたり、時にはクライアントとのミーティングにも参加しますが、作成するプログラムの大枠が決まってからはあとは自分と時間との孤独な戦いが始まります。
小規模なプログラムであれば1~2週間程度で完成しますが、銀行のシステムや電子マネーなどの大掛かりなものになれば複数の会社が協力し、数ヶ月、時には年単位かかるものもありますのでかなり長い期間プログラムとお付き合いをしなければいけません。
この期間が長くなればなるほど精神的ストレスも強くなり、プログラマの職業病として知られるうつを患ってしまう人が非常に多いのです。
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終わりの見えない仕事が病気の原因に
うつ病になる原因にはさまざまなものがありますが、プログラマの場合は大体同じで「終わりの見えない世界」に疲れてしまうことがほとんどだといわれています。
実際には終わりがないことなどないのですが、タイムリミットへのプレッシャー、一日10時間以上誰とも話さずひたすらプログラムを書き、やっと出来上がったと思ってテストをしてみるとエラー…。
私のいた会社では朝9時出勤で仕事が終わるのは大体夜の10時か11時頃、そこから会社近くの居酒屋に飲みに行き、終電で帰る人もいれば会社に戻って徹夜でプログラムを書いている人も何人もいました。
会社にはもちろん歯ブラシセットに寝袋、ブランケット、枕などが置いてあり、人件費削減のため減っていく人員に反比例して増え続ける業務となればうつ病になってもおかしくないでしょう。
会社をあげて日向ぼっこのランチ会で気分転換
プログラマは元々内気な人が多いため不安や悩み事を抱えやすく、精神的疲労から身体的なものに変わるのにそう長い時間かかりません。
私が勤務していた会社は少しでもプログラマのうつ病を減らそうと、会社のみんなで近くの公園やビルの屋上で日向ぼっこのランチ会、散歩会を開催していました。大の大人が一緒に日向ぼっこをしているのもおかしな図ですが、プログラマだけでなく日本の深刻な就業状況を垣間見れる瞬間でしたね。
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