目黒にある大人のディープスポット『目黒新橋』ってどんな所?
あなたはは東京都の『目黒区』にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
若者に人気の渋谷・恵比寿に近く、ハイソな街・六本木や白金にもすぐにいけるという好立地。芸能人・有名人なども多く住んでいて『憧れの街』『シャレた場所』などと評する人もいます。
「飲み屋もお高いところばかりなんだろうなぁ」なんてイメージもあるかもしれません。確かに“高級志向のお店”もありますが、目黒には“庶民的居酒屋”もたくさんあります。
今回は数ある地元密着型居酒屋の中からディープなスポット『目黒新橋』をご紹介していきます。
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落ち着いた大人のスポット・目黒
目黒駅は山手線、目黒線、南北線、三田線の4路線が乗り入れていて1日平均50万人以上が利用しているそこそこ大きな駅となっています。
駅前にはバスターミナルもあり、渋谷や六本木、または東横線の各駅に向かう人でにぎわっています。
駅ビルとしてアトレビルがJRと地下鉄それぞれに建っていますし、商業施設も多く存在しています。自然も豊かでして、特に「目黒川の桜」は名所として有名です。
春の桜シーズンになればTVにも放送され、雑誌でも特集が組まれるほどの注目ぶりとなっています。
閑静な住宅地としても好まれていて芸能人・有名人はもちろん、カメラマンなどクリエイティブな職業の人も多く住んでいるようです。
「仕事も遊びも癒しもある、落ち着いた大人のスポット」それが目黒というわけです。
目を凝らせば広がる下町の風情
大人の街としてのイメージを持つ目黒ですが決して「敷居が高い」というわけではありません。大きいビルや綺麗な建物も多くありますが、よく見てみると庶民的な雰囲気がどこかしこに存在しています。
たとえば西口には店の看板から内装まですっかり年季の入った立ち食いソバ屋さんがあります。何十年も前から営業していて、目黒のサラリーマンたちの胃袋と懐を癒してきたお店です。
駅近辺には昔ながらの喫茶店も多く存在しているのも特徴的です。店主こだわりのブレンドコーヒーは営業で疲れたサラリーマンや地元住民の憩いの場として活用されています。
目黒駅から目黒川までをつなぐ長い下り坂「権之助坂」には古くから商店街が立ち並び、人々の賑わいが絶えません。
特に飲食店の数は多く、目黒駅近辺の飲み屋はほぼ権之助坂周辺に集中して並んでいます。近隣を飲み歩く人の間では「酔いつぶれ坂」などとも言われるほどで、1日ではとても回り切れない数の居酒屋がそこにはあります。
酔いつぶれ坂の終点にあるディープスポット
権之助坂の終点、目黒川にかかる橋の手前まで行くと、あるマンションの1階部分に掲げられたレトロで独特な雰囲気の看板が目に入ってきます。
『目黒新橋~10店そろった大酒郷~』目黒の呑み助をこれでもかというほどに熱くさせる副題。
とはいえ、駅前近くの雑居ビルならともかく駅から400mも離れた場所、入り口も狭くてどこか古くさく「入りにくい」という雰囲気も少なからずあります。
正直いって「シラフならとても怖くて行けない」目黒新橋とはそんな空気を漂わせている場所なのです。
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昭和の穴倉に迷い込むようなまさに『目黒のディープスポット』と呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出しています。
「目黒新橋に入るか入らないか」これは周辺の呑み助にとっても悩むところのひとつです。
しかし勇気を出して一歩踏み出してみればそんな悩みなど「馬鹿馬鹿しいこと」と思えるような世界が広がっています。
懐かしくもあり、新鮮味もあり、人情溢れる昭和の飲み屋街の雰囲気の味わいが存在しているのです。
居酒屋だけど屋台のような雑多な自由さがそこにはあった
目黒新橋にはさまざまな飲み屋が立ち並んでいます。
創業40年以上の昔ながらの女将さんが営んでいる小料理屋もあれば、腕の立つ店主がこだわりの料理を振る舞ってくれるお店もあり、かと思えばワインバーや隠れ家的なカウンターバーまであるという状態。
「雑多」とも言えるかもしれませんが、呑み助にとっては天国ともいえます。
「今日はワインの気分」「夕飯まだだったな」「じっくり一人飲みしたい」と気分に合わせて立ち寄る店を変えられる“居酒屋の多様性”がそこにはあります。
飲んでいる途中でだって「ちょっと隣行ってくる!また戻ってくるけど!」「あそこの店から料理頼みたいんだけど」なんて融通もきいてしまいます。
居酒屋という形態ではありますが、まるで路上の屋台を行き来するかのような楽しさが目黒新橋にはあるわけです。
こだわりの京都の地酒と地ビールで乾杯
呑み助の天国ともいえる大酒郷・目黒新橋。どこに行っても美味しいお酒を堪能することはできますが、今回は1店だけ筆者のオススメのお店を紹介しておこうと思います。
入口から左に曲がって2軒目にあるのが「べろべろばー」というお店。京野菜の漬物や万願寺唐辛子といった旬の物などを非常にリーズナブルな価格で提供してくれます。
こちらの店の目玉となっているのは京都の蔵元から仕入れているという地酒。聞くところによると「役者の佐々木蔵之介さんのご実家の酒造から仕入れています!」とのこと。
品の良い甘口からキリッと目が覚める辛口まで、京の地酒をじっくり堪能できるラインナップとなっています。
また最近は「京都の地ビールも入荷しました!」とのこと。東京にいながらにして京の地酒をこれでもかと楽しめる「べろべろばー」。
酔いつぶれ坂の締めくくり、大酒郷らしいこだわりをぜひ味わってみてください。
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