知っているようで知らないいじめの実態
学校や習い事など子供が多数集まる場では、人間関係の悪化から特定の子供に対して悪口・仲間はずれ・暴行などを始めとするいじめ行為を行うことが非常に多くあります。
口を閉ざす被害者と加害者
この手のトラブルや嫌がらせというのは大人の世界でも往々としてあるものですが、子供の場合は限度を知らないことから相手がダウンするまで徹底的に行ってしまいます。
また被害者の子供もまたどのように対応すればよいかが分からなく追い詰められてしまうこともあるのです。
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ただ子供同士の問題は大人に対して隠そうとする傾向がありますので、何かトラブルが存在することが判明して問い詰めても被害者と加害者は双方共に口を閉ざすことになるのです。
加害者は自身の非を認めようとはしませんし、被害者もまた自分がやられていることを知られたくないという事もありますので、大人目線ではその実態についてなかなかうかがい知ることができないのです。
参考記事:子供の微妙な変化からいじめを察知する
実態がつかみにくいネットでの被害
最近のいじめの特徴としては、直接的な悪口・仲間はずれ・暴力を行うというケースだけでなくネットを介した嫌がらせが頻発しています。
そこで加害者同士が結託してより大きな被害を与えたり、またその一方で被害者の不満が蓄積して暴発するという事もあるのです。このネット上の問題というのはなかなか実態がつかみにくいところです。
例えば子供が運営しているブログやプロフなどのSNSに対して荒らし行為やケンカを吹っかけたり、メールや通信アプリで脅迫や恐怖感を与えたり、ネット上のコミュニティで無視をしたりします。
またいじめの現場を撮影して動画サイトに投稿するというパターンもあります。旧来の暴力などであれば証拠を押えて学校や警察に通報するという流れになります。
しかしネット上の問題の場合はそうした手法に加えて拡散した情報を削除したり匿名の相手を特定するなど更なる調査が必要となります。
学校にどのように申し立てを行うかも非常に大切で、先生がもみ消すことが無いよう証拠を押さえ論理を組み立てることも行うべきだといえます。
こうした実態を踏まえて子供のネットへのアクセスについて一定の制限を設けるようにしましょう。
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