いじめによって子供が受ける深刻な影響について考えてみる
子供が友人や同級生などからいじめを受けるとどのような影響が出てくるのでしょうか。
まずもっとも心配されるのは暴力を受けた場合で、かすり傷や打撲などでも被害は大きいのですが、これが骨折や切り傷などになると治療に時間が掛かる上に、傷や後遺症などが後に残ってしまう可能性もあります。
例えどのような小さな傷であっても必ず病院に向かいしっかりとした手当を受けると共に、診断書を作成してもらい後に何か対応する際の証拠として保管しておきましょう。
参考記事:子供のいじめ問題で親が自力解決が困難なら探偵に証拠固めの依頼を
目には見えない心の傷
続いて子供に及ぼす影響として心配なのは心理的な問題です。
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暴力により傷付くのは身体だけでなく心も同様に傷つくことになるのですが、それは目に見えない部分での傷となりますので、傍から見てもどの程度の傷なのかまた将来的にどのような悪影響を及ぼすかが分かりにくいということがあるのです。
相手との交流で芽生えた不和はコミュニケーション能力の不足や、人との信頼感の低下を招くことになります。そして塞ぎこみやすくなるとともに、暴力など直接的な被害を受け場合は恐怖心や猜疑心なども芽生えることになります。
やがて引きこもりという結末も…
学校でいじめを受けていた場合にはまず登校を嫌がるようになり、登校しても友達とのかかわりを避けて次第に孤立を強め、保健室登校になったり学校には行かずサボるという事もあります。
それでもなお根本的な問題が解決されず心の傷がいやされないままでいると、加害者だけでなくその他の人に対して恐怖心を持ったりコミュニケーションを避けるようになります。
登校を嫌がるだけでなく外にも出たくなくなりいわゆる引きこもりに陥ることになりかねません。引きこもりとは自室に閉じこもり外には出ようとせず、他人との交流を避けるだけでなく家族とも関係を絶つような生活状態です。
こうなるとよほどのきっかけがない限りその後、数年間にわたり引きこもり生活を継続する事になります。
この段階にならずともいじめの影響は人生そのものにまで影響を与えてしまうことになりますので、早期発見と早期解決が何よりも重要であるといえます。
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