失踪や家出を繰り返さないためにはその原因となる問題解決が重要
失踪や家出というのは大きなトラブルを抱えていることが原因となり生じるものです。
失踪した当人からすればその原因となるトラブルが解決しない間は家に帰りたくないということもあり、そのあたりの心情はよく理解できます。
一方で家族からすれば一刻も早く帰宅させて安心したいものですが、無理に家に帰したところでトラブルが解決せず以前のままであれば、再び家出をすることも十分に考えられます。
まずは問題をしっかりと解決させて環境整備を行うということが大切になるのです。
参考記事:日本国内で非常に多い失踪
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仕事や友人関係のトラブルの場合
たとえば仕事や友人関係のトラブルで失踪や家出をした場合の環境整備ですが、このあたりは家族が介入すべきか迷うところです。
しかし、本人が解決を放棄して逃げてしまった以上は、家族が話し合いをしておよその道筋をつけておき、後は本人に任せるというところまで手を回しておくと良いといえます。
また借金問題で失踪していた場合は少々厄介で、単に家族が肩代わりして返済をしたのでは意味がなく、そもそもなぜ借金をするようになったのか根本的な部分での問題解決が必要になります。
たとえばギャンブル依存症の傾向がある場合には、医師やカウンセラーに診てもらうということも大切になりますし、家族が引き取り一定期間は矯正生活をおくるというのも重要といえます。
家族関係のトラブルの場合
家族とのトラブルで失踪や家出をした場合には一つ厄介なことがあります。
当事者である家族がどこまで心を開くことができるのか、また家族が守りたい言い分を相手に聞かせるためにはどうすればよいか、というかけ引きを行う必要があります。
とくに未成年の子供の場合は、親の言いつけを守らず怒られたことに反発して家出するケースが多くあります。
いくら帰宅に向けての環境整備を行うためといえども子供の言い分を全面的に聞くわけにはいかなということもあります。
そうしたときには、子供との仲立ちをしてくれるカウンセラーに依頼して接触してもらいましょう。
探偵社に行方調査を依頼している場合は探偵に接触してもらうなどして、帰宅に向けて仲立ちをしてもらうというのも環境整備のための一つの手段であるといえます。
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