利回り日本の4倍、格付け最高レベル、オーストラリア国債の魅力
「利回りの高い国債」というのは、誰にとっても魅力的でしょう。
日本の国債の利回りは、ほとんどあってないようなものですが、世界にはそれなりの先進国でも国債利回りの高い国があります。
それがオーストラリアです。
1年なら2.4%、15年なら4.7%
国債は期間によって利率が違いますが、オーストラリアの場合は1年で約2.4%、15年で約4.7%となっています。
これは時期によっても変動しますが、少なくとも今日の時点ではこの数字です。
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日本の場合は1年で0.08%、15年で1.1%なので、オーストラリアは日本の4倍の利回りということになります。
日本ほどの経済大国ではないですが、国が破綻するリスクが日本の4倍あるかと言ったら、間違いなくありません。
せいぜい2倍程度なので、単純に考えたらこの国債は「買い」と言えるでしょう。
オーストラリアは戦争の影響を受けにくい
オーストラリアの利点として、戦争の影響を受けにくいということが言えます。
近隣の国がニュージーランドしかないため、地理的に戦争の起きようがないのです。
歴史を調べてみても、オーストラリアが過去に戦争で攻撃を受けたのは、第二次世界大戦での日本による空襲が主で、後は大きなものはありません。
今後日本が攻撃することは当然ないですし、他にオーストラリアを巻き添えにするような戦争をする国も見当たらないので、少なくとも戦争に関するリスクはないでしょう。
オーストラリアの格付けは「AAA」
オーストラリアの経済の格付けは、13年7月の時点で「AAA」です。
これは世界的格付会社であるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が毎年行っているもので、国債の信用度を判断する時、もっとも頼りになる指標です。
AAA(トリプルエー)は「最も高い信用力」という意味で、これより上はありません。
日本はどうかというと、これより1つ下がる「AA+」です。
これはこれで「非常に高い信用力」という意味で、十分すごいのですがオーストラリアはそれをも上回っているのです。
日本国債より安定しているのに、日本の約4倍の利回り。
そう考えると、少なくとも国債だけで比較するなら、日本より断然オーストラリアの方がいいと言えるでしょう。
オーストラリア国債のデメリット・リスクは?
■為替変動リスク
オーストラリア国債は日本円では買えません。日本円を一度オーストラリアドル(豪ドル)に換金してから購入します。
ということは、購入した時よりも豪ドルの価値が下がってしまったら(日本円の価値が上がってしまったら)、仮に元本が全部戻ってきても、損をする可能性があるのです。
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もちろん、相当な円高にならない限りは大丈夫です。
オーストラリア国債の利回りを超えるレベルで円高にならない限りは、損をすることはありません。
逆に、円安になってさらに得をする可能性もあるわけです。
■流動性リスク
これは「売ろうと思った時売れない」というリスクです。
このリスクは投資すべてにあるもので、これが投資と貯金の違いだといえます。
貯金の場合、増えることは特にありませんが、下ろそうと思えばすぐに下ろして、そのまま全額を自分のものにできます。
一方、国債・不動産・株式などの場合、一応「資産総額○○万円」ということになっていても、実際には誰かがその金額で買ってくれなければ、その金額が自分の手元には来ないのです。
時価総額はそういう価格になっていたとしても、いざ売ろうとしたら売れずに、もっと低い金額になってしまうということはよくあります。
(逆に高くなるケースもあるのですが)
このように「売りたい時に売れない」というリスクはオーストラリア国債にもあり、特に海外ということで、日本の国債を売るよりもやや面倒になります。
これがリスクの一つと言えます。
■価格変動リスク
国債にも価格があります。株券でいう「株価」ですが、これも日々変動しています。
つまり「1万円分買ったのに、8000円の価値になってしまった」ということは、国債でも起こるのです。
「国債は元本が保証されてるんじゃないの?」と思われるかも知れません。
確かにそうなのですが、この「元本」というのは、「国債の口数」のことなのです。
つまり、「1口1万円」の国債を「5口」買ったとします。この5口の国債は、その国が破綻しない限りは必ず保証してもらえます。
しかし、保証してもらえるのはこの「口数」だけであり、その口数をその人がいくらで買ったのかは、国はノータッチなのです。
「あなたが買った時は5万円だったかも知れないけど、今は5口で3万円の価値しかないので」と言われて、満期時に少なくなって返って来る危険もあるわけです。
もちろん、上がる場合もあります。なので「結局、他の投資と一緒じゃん」と思われるかも知れませんし、実際それに近いです。
ただ、他の投資との違いは「口数すらなかったことにはならない」ということです。
他の投資は、たとえば投資していた牧場が破綻したりしたら、1円も返ってきません。
これに対して、オーストラリア国債は「必ず少しは」返ってくるのです。
まとめ
最後に要点をまとめると、
・オーストラリア国債は15年で約4.7%。日本国債の約4倍。
・格付けも世界の最高レベル。
・国が破綻しない限り、元本(口数分)は戻ってくる。
・ただし、以下のリスクがある
1)為替変動リスク→円高になってしまう。
2)流動性リスク→売ろうとしても売れない。
3)価格変動リスク→口数は保証されても、1口あたりの価値が変わる。
ということです。これらのリスクも考慮して、興味がある方はチェックしてみてください。
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