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宇宙人と共有できる最強のコミュニケーションツールは数字だった!?

2014.05.22

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突然、宇宙人が目の前に現れる…そんな展開は、映画やアニメではありがちですが、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」を代表とした、いわゆるご都合主義により、意思疎通には事欠かないようです。

しかし現実的に、宇宙人が目の前に現れた場合、あなたならどうしますか? 音楽は世界の共通言語、などと言われますが、相手に耳がなければそれも無理です。

どんな相手であれ、知能のある生命体であれば絶対に共有できる話題が、実はたったひとつだけあるのです。その方法を、実際に取り組まれている事も含めてご覧いただきましょう。

数学は絶対にウソをつかない?

三本の直線で描いた三角形は、その内側の角度を合計すると「必ず」180度となります。これには一切の例外がないことが、数学的に証明されています。

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この「数学的な証明」とは、人類の歴史上には古くから存在する考え方です。数学的な証明の方法は様々ありますが、目的はたった一つ「多分正しい」ではなく「誰が見ても正しく、間違いがない」と言い切れる環境を作るためなのです。

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この「誰が見ても」というのは、我々はもちろんそうですが、サルや犬が見ても、まして知能をもった宇宙人が見た場合をも含みます。三角形など見たことがない生物であっても、三本の棒で枠ぐみを作らせれば、その内側の角度の合計は「必ず」180度となります。

この証明された事実は、その他の事実を証明するために組み合わせて用いられ、人類の生誕から現在まで、様々な問題に対して答えを導いています。

他にも、3.14…と延々と続く数字である「円周率」や、2・7・11などの1と自分以外では割り切れない数字である「素数」は、地球人類では当然共通していますが、地球外の生命体であってもこれらは同じ数字であるはずなのです。

しかし、これは人類が10進法を採用している為であって、その他の生命体も同じとは限りません。これが違った場合は、どうなるでしょう?

人間は10本指だけど、指の数は変わらないのか?

私たちが普段使っている数字は、0~9の数字を組み合わせた「10進法」と呼ばれるものです。なぜ10なのかと言えば、指の本数が関係していると言われています。

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実際に扱いやすい事は確かですが、地球上で誕生した文明のほとんど全てが「10」を基軸としており、それは言語にも現れています。

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しかし、宇宙人が同じく5本指で、両腕があって合計10本、とは限りません。そうなった場合、私たちが使っている数学とは、全くの別物になってしまうかもしれません。

円周率は3.14…となりますが、10進法でない場合には、これは全く別の数字となってしまいます。2・3・5・7・11…と続く素数も、大きく違うものになってしまうかもしれません。

もっとも、これは大きな問題ではありません。10進法というのは、あくまでも私たちが後から設定した「決まりごと」であり、たとえ10進法でなかったとしても、円周率は同じく存在しています。

そもそも円周率とは、円の直径と演習の比率です。円の直径が1である場合、円を形作る線の長さは3.1415…となる、非常に扱いにくい不思議な数字です。

これは地球外の知的生命体にとっても同じであり、その扱いにくさに辟易したでしょう。もし交流が出来たとするならば、円周率で苦労した歴史や、小数点以下何ケタまで求めたか、などの話題で盛り上がれるかもしれません。

2万5千光年離れた星への手紙「アレシボ・メッセージ」

未知の知的生命体との交信は、これまで何度か試されたことがあります。

1974年、アレシボ天文台より、2万5千光年離れた星団へ向けて、ある電波が送信されました。アレシボ・メッセージと呼ばれるものですが、これには1,679個の信号から作られています。

この電波が受信できた場合、「01100110…」のような、2進数の情報を得られます。この信号を、横方向に23個並べたら、下の段へ折り返し、23×73の長方形に並べるという作業で正しく展開することができ、下の画像のようなイラストになると完成です。

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このイラストには、1~10の数字(10進法を使っていることを説明)、主な物質の原子番号(基本的な科学についても、数学と同様に共通しているはず)、遺伝子構造の説明(二重らせんの形など)などが含まれています。

特別な知識が無くとも特に分かりやすいのは、人間の形と、太陽系の3番めの惑星であると説明している所でしょうか。

人の形はもはや直感的に疑いようもありませんし、その下にある図では、太陽から3番目にある地球、そしてその他の惑星のサイズなども簡易的に示されています。冥王星が含まれているあたりは、多少の混乱を招くかもしれません。

これらの情報を電波より引き出すには、電波を受信する能力と、「1,679」という数字から23と73という二つの素数を導き出し、先ほどのイラストを再現しなければなりませんが、電波を受信するほどの技術があれば、非常にやさしい問題のはずです。

この通り、数学は学問の一つではありますが、その中で発見された事実は人類のみでなく、宇宙すべてで使われている法則そのものでもあるのです。

現在学生のあなたならばもちろん、かつて学生だったあなたも、宇宙人との交流への備えとして、今から数学へ取り組むのも面白いかもしれません。

byヒビタカ

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コメント

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  • コメント (1)

    • チョコレート
    • 2014年 7月 08日

    宇宙人の友達がいるんですね。
    とてもうらやましいです。

    あのイギリスのミステリーサークルは、かなり複雑で、とてもきれいな模様ですが、
    あれも、宇宙人のものですか?
    人間わざではないようですが。

    確か、返事が20年たってから、来たとききました。
    それから、宇宙人は物を食べないとも聞きますが、本当ですか?
    それなら、トイレにも行かないのでしょうか?

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